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自分から追放された元貴族令嬢ですが許せないので見返します  作者: 創造執筆者
一章 仕返しのための準備をいたします!
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9 王妃,襲来?


翌朝、王妃ナタリーとメイドのサラはシャンプーとリンスを買うためにクレハ商会に向かっていた。彼女たちが商会へ向かうとサラから聞いていた話ではたくさんの人であふれているはずが全然人が見られなかった。


「サラ、あなたの話ではクレハ商会はかなりの人気で人があふれるほどという話ではなかったのですか?全然人がいなさそうですが」


「おかしいですね、昨日私が来たときはかなり混雑していたのですが。まだ、開店していないのでしょうか?」


二人が店を訪れるとそこには3日間臨時休業という立札が立っていた。思わぬ事態に二人は言葉を発することができない。


「サラ、これはいったいどういうことなのでしょう?」


「ご覧の通り3日間休みということですね。」


「そんなことは見たらわかります。私たちは明日にはこの町を出て王都に帰らなければならないのですよ。シャンプーは?リンスは?ああっ、どうしたらいいのでしょう?」


ナタリーは普段は王妃にふさわしく落ち着きのある冷静な振る舞いで周りのメイドたちから尊敬の念を抱かれていたがシャンプーやリンスのすばらしさを知ってしまった今、彼女は冷静でいられなかった。


「とりあえず、事情を知っていそうな方に聞いてみましょう。周囲の商店の従業員なら知っているかもしれません」


二人はクレハ商会の隣にある商店の従業員に話を聞きに行く。


「すいません、隣のクレハ商会なのですが臨時休業とあるのですが何か原因を知っていますか?」


「ああ、クレハ商会ですか。なんでも、国境を越えた街のミトの領主に呼び出されたらしくて、仕方なく出張販売をしに行くらしいですよ。」


「何ですって、それではクレハ商会の会頭はこの街にいないんですか。なんということでしょう、それでは直接交渉することもできませんわ。サラ、その迷惑な領主とはなんというものですか?」


「確か、シルドラ伯爵家のクリフというものだったと思います」


「シルドラ家ですか。そのもの達のせいでシャンプーもリンスも買えなくなってしまったじゃありませんか。残りはサラの買ってきた一瓶しか無いですのに。おそらく、王都では購入することはできませんわね、本当にどうしましょうか?ああっ、決して忘れませんよ、シルドラ家」


「本当に余計なことをしてくれたものです。あれ程のおいしい食べ物はそうそう手に入れることができませんのに、マヨネーズのストックを買うことができないなんて。ああ、マヨネーズが欲しい。マヨネーズ!」


王妃ナタリーは美容のためのシャンプーとリンスをメイドのサラは病みつきになったマヨネーズの恨みをシルドラ家に向ける。


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