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自分から追放された元貴族令嬢ですが許せないので見返します  作者: 創造執筆者
一章 仕返しのための準備をいたします!
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8 王妃ナタリー

その夜、王妃ナタリーが食事の後に休憩をしていたら自身の付き人であるメイドのサラの雰囲気が変わったことに気づいた。


(サラの様子が少し変わったような気がするのだけど、いったい何が原因でしょう?そういえば、やけに髪がサラサラしているような気がしますがそれが原因でしょうか?)


「サラ、あなたの髪ですが、やけに艶がよさそうですね。いったいどうしたのですか?」


「今日、ある商会に行きましてそこでシャンプーとリンスなるものを薦められまして、そこで購入した商品で髪を洗ってみたら、このようにサラサラになったという訳です。なんでも、髪がとてもサラサラになるらしいといわれたのですが、想像以上でした」


「なっ、何ですって。そんな魔法のような薬があるのですか」


「サラ、どうして今まで黙っていたのですか?」


「申し訳ございません、王妃様。まさか王妃様がここまで興味をお持ちになられるとは思いませんでしたので」


「そう、それは仕方ないですね。それでは今すぐに私にもそのシャンプーとリンスを使わせなさい」


「もちろんです。王妃様」


王妃がお風呂から出てくるとサラの肩を勢いよくつかみ、シャンプーとリンスのことを問い詰める。


「サラ、これはとてもすごいものですよ。今すぐシャンプーとリンスを買いに行きましょう。早く買いに行かないとなくなってしまいますわ」


「王妃様、落ち着いてください。もう店は閉まっています。それに、この商品を売っているクレハ商会で商品を買うためには朝に買いに行かなければ売り切れてしまうそうです」


「そうね、少しはしゃいでしまったわ。ごめんなさいね。では、明日の早朝に早速買いに行きましょう」


「かしこまりました。明日、ご案内いたします」


すぐにシャンプーとリンスを買いに行けないとわかった王妃は夜が明けるまでサラからクレハ商会に関しての話を多く聞き出した。その過程でサラの口からマヨネーズのことが出てきたため、今日の食事を終えてしまった王妃はそのことでもサラに文句を告げるのであった。


「サラ、あなたマヨネーズのことまで黙っていたのですか?そのような至高の食べ物を独り占めするなんてズルいと思わないのですか?」


「申し訳ございません。あまりのおいしさに完全に忘れていました」


「はぁ、まったく、あなたは食べ物のことになるとすぐに我を忘れてしまうのですから」

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