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自分から追放された元貴族令嬢ですが許せないので見返します  作者: 創造執筆者
九章 リーシア教
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240 ノイマンとの再会

「ノイマンさん!お久しぶりです。」


「おや、これはクレハ様ではありませんか、お久しぶりです。まさかクレハ様がわが商会にいらっしゃるとは思いもしませんでしたよ。」


クレハ達は店長の話を聞きなぜ、このような事態が起こっているのか考えるも想定の域を出ない。そこで、この街に詳しいノイマンの元へ今回の件で何か知っていないか尋ねるためにノイマン商会へとやってきていたのだ。


ノイマンもまさかクレハがやってくるとは思っていなかったのか久しぶりの再会に嬉しそうだ。


「とにかく、せっかくいらして下さったんだからゆっくりしていってください。」


ノイマンはそう言うと商会の中へとクレハ達を案内するのであった。




「それで、クレハ様がただ遊びに来たというわけではございませんよね?もちろん、私はそれでも問題ありませんが。むしろクレハ商会と何かコラボ商品を出したいくらいですよ。」


「ただ遊びに来るだけだったらよかったんですけどね。残念ながらそういうわけにもいかないんですよ。あっ、でも、今の問題が解決したら実践してみたいアイデアがあるのでそちらをノイマンさん達と一緒に実現するのもいいですね。」


ノイマン商会とのコラボという言葉を聞き、クレハはふと、あることがあたまに思い浮かんだ。そんなアイデアをノイマンと共に実現しても良いかもしれないと言葉に出すとすぐさまノイマンの目つきが鋭くなる。


「ほほっ、それは良い言質をもらいましたな。以前、クレハ様から買い取ったリバーシは大変好評で商会の売り上げにも貢献していますから、今度も何か起爆剤になれば嬉しいですね。


さて、商売のことはこれくらいにして話を戻しましょうか。ずばり、クレハ様が聞きたいのはクレハ商会で暴れているものたちのことなのでしょうか?」


いきなりノイマンはクレハが商会での件を話す前に確信に迫る。流石に毎日商会で騒ぎがあったためノイマンもクレハがなぜ、自分を訪ねてきたのか理解しているようだ。


「はい、流石に何回もあのようなことがあればこちらでも手を打つ必要があると考えまして、ノイマンさんは何かご存じだったりしますか?どんなに小さなことでもいいんです、何か知っていることがあれば教えてもらえないでしょうか?」


「頭をあげてください、商人たるもの助け合いです。私の知っていることであればお話しますよ。」


クレハは深々と頭を下げるとノイマンは優しげに微笑んだ後、真剣な顔つきをし自身の知ることを話し始めるのだった。


「今回の件はおそらく、リーシア教という宗教が絡んでいるのではないかと思います。」


そんなクレハの予想通りの名前がノイマンの口から出てきたためクレハはやはりとため息を吐くのであった。


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