表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自分から追放された元貴族令嬢ですが許せないので見返します  作者: 創造執筆者
二章 中小商店・商業組合
15/387

14 新商品の開発

クレハは早速ルークをクレハ商会に案内する。クレハ商会につくとフワフワなパンを作るための説明をルークに行う。


「ルークまず初めにどうしてパンがフワフワになるのかを説明します。まずパンを作るためには酵母といわれるものが必要です。この酵母がパンの生地を膨らませることによってパンを焼いたときにフワフワに仕上がります」


「酵母ですか?聞いたことないです。オーナーは物知りなんですね。さすが、人気の商会を経営されているだけのことはあります」


「ルーク、おだててもフワフワなパンしか出ませんよ。さて本題に戻りますがその酵母はリンゴの皮から作ります。まず、リンゴの皮を水に入れて3日ほど置いておきます。その後で、3日ほど置いた水でパンを作ればフワフワのパンの完成ですよ」


「リンゴの皮を使うだけでパンがフワフワになるんですか?オーナー早速作らせてください!」


「ええ、いくつか材料の配分を変えて一番良い配合の割合を見つけてください。ルークあなたは今日からクレハ商会の一員です。私はいつも通り商品の販売を行いますが、あなたはパンの開発に力を注いでください。パンが完成するまでは商会の手伝いの必要はありません」


「分かりましたオーナー、絶対に美味しいパンを作って見せます」


彼はそう告げると最高のパンを作るために試作を始める。



1週間後、ルークがクレハの元を訪れ一つのパンを差し出した。


「オーナーこのパンを食べていただけませんか」


「ルークじゃないですか、これは、パンができたんですね。それではいただきます」


クレハはまずパンを両手でさく。ルークが持ってきたパンは従来のパンに比べ簡単に引き裂くことができた。表面はカリッとしていて中からはきめ細かい生地が顔を出す。この世界のパンではなく前世でのパンにそっくりだった。


白くきめ細かい生地をクレハは千切り口に入れる。その瞬間パンは瞬く間に口の中に消えてしまった。


「ルークやりましたね!これですよ、これこそが私の求めていたパンです!よくやってくれました」


「ありがとうございます。これもオーナーのおかげです。オーナーの知識があったからこそできたことで僕は何もしていません」


「謙遜しなくてもいいですよ。これはあなたが頑張ったからです。早速明日から商会で販売を開始しましょう!」


この世界で初めての酵母が含まれたフワフワのパンが完成した瞬間である。クレハはルークからもらったパンをあっという間に平らげ、さらにもう一つのパンに手を付けるのであった。


よろしければブックマーク登録をお願いいたします。


また、下の評価ボタンで高評価を頂ければ大変光栄です!


よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ