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森の外

 俺たちは森の外へ出ることにした。

だがゴロアを人化魔法で魚人にしたり、この世界について聞いていたら遅くなってしまったので明日森を出ることにした。

そのため少し時間出来たのだが俺は心配性なのでルビアルにまた色々と聞いていた。


「ここから東に行くと人間の街がある。その街は私たちルヴァルン森林と同盟関係にある。」

「ん?どういうことだ?」


俺は尋ねた。


「もしも街が何者かに襲われた時助ける…その代わり森には手を出さないという約束があってな。その逆もある。」

「あ〜あまり干渉し合わないようにするがもしもの時は手を取り合おう的なやつか」

「うむ…そういう事だ」

なるほどそれならルビアルが少し言ってくれればその街には居やすくなるのか。

「だからその街には人間の知り合いもいるのでそこから行くといい」

だから人間の言葉も喋れるのか…。

ん?

「あれっ?連れてってくれないの?」


 俺はてっきりルビアルが連れてってくれると思った。

暇そうだし……。


「おい……俺はこの森の長だぞ?そう簡単にここを離れるものか!」


言われてみればそうだ。

先程も同盟関係を結んでいたし共通の敵がいるのだろう。

この森の最強の長がいなくなるのは何かとまずいということか。


「そうか!ありがとないろいろ教えてくれて!」

「いや…いいんだ…ゴロアも毎日暇そうでかわいそうだったからな」


やっぱりルビアルはいいやつだ。

こういう奴が長になるのは正しいと思った。


「あ〜伝え忘れた!お前たちは冒険者になるのだろう?この世界には自由に冒険する奴もいるがギルドに登録して冒険する奴もいるのだが……」

「こっちにもギルドがあるのか?」


 興奮気味に俺は聞いた。


「あ…あるが?」

「そうか~」

「その話しぶりから察するにギルドがどんなものか知っているのだな?」

「あ~知ってるぞ」

「ではそこには登録するのか?」

「ギルドに登録した方がいいのか?」

「ギルドに登録するやつがほとんどだ。なぜならクエスト報酬があるからな、自由にやってるやつはその倒した魔物が落としたドロップアイテムがもらえるぐらいだ」


 それならギルドに入った方がいいだろう。

 だが、ルビアルがこのように言ったということは…


「ギルドに登録することによるデメリットがあるのか?」

 

 普通に考えればそういう質問になる。

 そして、少し考えながらルビアルが答える。


「ギルドに登録するとギルドの言うことには基本的に従わなくてはならない」

「無理難題を言われることはないんだろう?」

「いやあるらしい」


 うん…。どうしましょ…。

 無理難題なことに立ち向かうなんてファンタジーらしくていいけどちょっとそういうのはな…。


「まあ…ギルドに登録するかは街で考えるといい」

「あ~そうだな」


 そして俺は街ですることを頭の中で考えていた。

~街へ行ったらすること~

・ギルドがどのようなものか知り、登録するか否かを判断する

・この世界についてより理解するため、人間と話をする

・武器、食料や生活物資をそろえる

 などなど…

 

(こんな感じだな…)


 俺は期待に胸を弾ませていた。




 








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