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ぼくの詩集

サクラチル

作者: 桜井あんじ

死ぬんだったらこんな日がいいな


良い天気で 雲は綺麗で

寒くもなくて 熱くもなくて

全てあるべきものが あるべき場所にあるような 平和な日

でもきっと私は 風の強い日に死ぬだろう

風が桜の花びらを吹き散らす 春の日に


舞い散る桜の花びらと共に 私は行こう

次の世界へ


生まれ変わるなら桜がいいな

桜の樹ならいい


春にはみんなやって来る

私を愛でて 私の足元で酔っ払って 浮かれ歌う


夏は大きな葉をつけて

秋は悲しい色をして


冬には誰もいなくなる


繰り返す

1年を


10年も

100年も


今の私は桜の木

あなたのためだけに花をつけた

満開の桜の木

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