テーマは『プロ野球開幕』(俣彦が書いたこと)
今書いているモノが発表される日。
3月27日から
2015年のプロ野球が開幕することになると思います。
開幕してからは
贔屓の球団の勝ち負けに一喜一憂する日々になりまして
周りを見る限りではございますが
楽しみ<苦痛
になってしまうかたのほうが多いように感じてしまうのは
私だけなのでありましょうか・・・。
かく言う私はどうなのか?
と申しますと
ここ最近10年につきましては
楽しみ<苦痛
に近い状態になっております。
なぜか?
応援している球団が
優勝を狙うことの出来るチームになったから。
加えて
CS制度が導入されたため
ほぼ消化試合がなくなったためでありまして
それ以前はどうであったのか?
につきまして話を進めていこうと思います。
私のシーズンは
選手名鑑号を購入しまして
その名鑑号に記載されています
贔屓の球団の選手を用いまして
当時の優勝ラインであります
80勝に到達するためには
どの投手が何勝しなければならないのか?
の作業に取り組むところからスタートします。
エースの誰それは15勝。
中継ぎの彼は8勝。
外野手登録の助っ人外国人は13勝。
更には
投手コーチやトレーニングスタッフ。
グラウンドキーパーからウグイス嬢。
果てはマスコットキャラクターに
ファールボールを拾う予定の学生バイトなど
負け数は頭に入れず
なんとか優勝ラインであります80まで
勝ち星を積み上げる作業を連日連夜繰り広げ、
開幕前夜。
やっとこ完成しました優勝マニュアルを肴に
『今年も感動をありがとう』
と祝杯を挙げ、
開幕と同時に
来季の補強戦略を練るべくプロ野球を見る。
そんな生活を過ごしておりました。
なぜか?
私が贔屓にしている球団の
唯一にして絶対の目標が
『リーグ残留』
であったから。
プロ野球はサッカーと違いまして
『降格』
と言う制度はありませんでした。
故に
開幕しようがしまいが
結果は同じ。
『6位入賞』
と言う肩書きを得るためだけに
当時130のゲームを滞りなく終わらせることが
ある意味与えられた職務でもありましたのでね・・・。
楽しみは・・・
年26試合全国中継して頂くことの出来る
あの球団と対決すること。
(・・・試合にもならないシーズンもありましたけどね・・・)
よく勝ち過ぎると面白くない。
とか
盤石な試合運びがつまらない
とか仰られるかたいらっしゃるじゃないですか。
正直に申し上げますと
贅沢です。
当時、テレビ中継が始まる時間でありました
午後7時と同時に
『0対7』
と言うスコアを見て
(よっしゃ!イーブン!!)
と思って見ていた私の気持ち。
異常に中継ぎ
それもビハインドの場面で試合を壊さないことを使命に
マウンドに上がる投手に対し、
リスペクトしていた私の気持ち。
1度あるかないかの
劇的な勝利のシーンを
そのシーズンのハイライトどころか
何十年経過した現在でも
なんとかの21球バリに語ることの出来る私の思い
に比べれば
贅沢であります。
なんかプロ野球にも
『くじ』
を導入する話が出ているそうにございますが
正直な話。
全試合で平手で開催されるのでありましたら
それほど配当に旨味を感じることが出来ないモノになってしまうと思うのでありますが
果たして・・・。