人生の始まり
7月猛暑の中僕はこの世に誕生した。
幼稚園の年長になった頃気付けば僕の父の姿は無くなっていた。後に聞けば離婚して離れ離れになったみたいだった。
小学1年生から女手一つで母に育てられる事になった。
1年生になった自分は、ことある行事度に周りの友達の両親を見て「なんで自分にはお父さんいないんだろう。みんなはお母さんもお父さんもいるのに」そう思い始めた。
友達「お父さんは?」僕「いない。」友達「なんで?」僕「わからない」
そんな会話どれほどしてきたか。
小学校の長期休み、母は当然僕を育てる為に毎日、昼の仕事が終わり次第夜の仕事に行く。
遊びに行く暇などない。
その分僕は毎日のように祖父母の家に泊まりに行っていた。
とある日母にいきなりある場所へ連れて行かれた。
空手の道場だった。
これも後々聞いたのだが、僕を強い男にさせたい為だったそう。
毎週2回の練習、休む事なくちゃんと通った。
僕が4年生になったある日の練習の日空手の先生に個人で呼ばれる。
なんだろう?と、思いながら行ってみると月謝の事だった。
空手の先生「お母さんに3ヶ月分払ってないですよ。って伝えてくれる?」
って言われたのを鮮明に覚えている。
4年生になった僕は内容を理解してその時は恥ずかしい気持ちとショックでいっぱいだった。
このような事が続き、空手をやめる事になった。
ある日突然家に知らない大人の男の人がいた。
母の彼氏だった。
僕はすごく嬉しかった。
なぜなら物心がついてから初めてのお父さんだったから。
でも、まさかここから波乱の人生が始まるとは思っても見なかった。
続、、、




