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神殺しは最後に笑う

 君は死刑だね。人を正確には魂を2つここに送り込んでしまったのだから。

 で、、、何で死のうと思ったの?


 生きる意味を見いだせ無くなったからです。でも意味が無かったですね。この空間でもはっきり意識は継続している。ただ肉体は無いようですが?

 所で僕は何故喋れているのです?それに貴方は?


 不思議なものですね生きてる時の感覚とは全く違うはずなのに全く違和感を感じません。


 それはお前の主人がこの空間を調整しているからだ。それにお前は厳密にはまだ死んじゃいない。

 

 どういう事ですか?


 我々二人は実際には想像の産物と言うことだよ。ご主人の記憶が創り出したな。

 

 嫌そのご主人も想像の産物かもしれないがな。


 ますますどういう事ですか?


お前が記憶だと思っているものも、この世にある現象も結局誰かの想像の産物である事を疑うことが出来ないと言うことだよ。


 つまり僕達は主人の記憶から構成されたものですが、結局その主人も誰かの想像の産物であるって事で良いですか?


 まあそういう事だな。


 で最初の話に戻るんですが死刑ってどういう事ですか?

 

 実はな俺たちの主人には自殺願望があってだな今主人の身体は海の中さ。このままだと数分後には主人は死ぬ。俺たちも消える。

 

 何で主人は死のうと思ったんですか?


 さあな主人が見てきた世界が目を当てられないほどに酷い世界だったのかそれとも、、、


 嫌何でもない。どちらにしても数分後に消える俺たちには関係ない。


 そもそも何故僕達は創造されたのでしょう?


 さあなそれもそうなる運命だったとしか言いようが無いな。


 俺たちを創造した主人もきっとそうなんだろうけど結局は何かが存在している意味。嫌存在しているのかどうかすら俺たちが知っている事じゃあ解決できない。


 それもそうですね。なんだか眠くなってきました。僕は誰なんでしたっけ?


 俺も自分が何者だったのか忘れてしまったよ。


 これで良いんですかね?


 これで良いんだよ。


end

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