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新年記念:あれ!?もうそんな時期だったっけ!?

「明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします!……まぁこれは本編に絡まない番外編なので、次回からは普通に2025年の夏の時間軸で話が進みますけどねぇ」

「新年早々なに言ってんすか!?」


 なんだが自分が思う時間の感覚と全然違う気がするが、今日はお正月らしいので珍しく日本とテレビ電話を繋いでいる。このガラケーにテレビ電話の機能が付いていること自体初めて知った。


「ほら、シャルさん見せてあげてくださいよ」

「はい女神様。ナギサ、明けましておめでとうございますわ」

「こちらこそ明けましておめでとう……シャルさん、なかなか似合ってるっすね」


 画面の先にいたのは振り袖姿のシャルさん。どうやらどうしてもシャルさんに着せたいとわざわざ自称女神が持ってきたらしく、二人揃って着替えてきたらしい。


 確か去年の正月も一度私のところに来て新年を祝ったし、その時も自称女神は振り袖だった。年中行事には気合いが入るタイプなんだろう。特に日本文化には思い入れがあるみたいだし。


「私たちはこれからおせちです。私たちが長寿を願ってなんになるんだというツッコミはなしでお願いしますね」

「シャルさんは普通にご利益を望むべきっすからね。必要ないのは私と女神様だけっす」

「不思議な献立と思っておりましたが、縁起物の詰め合わせなのですね」

「蜂須賀さんも、年始らしくお汁粉ぐらい食べようとすれば食べられるんじゃないですか?」

「あんこがあっても餅がないっすよ」

「モチ?」

「もち米を捏ねて突いてモチモチにした食べ物ですよ。後で出すお雑煮に入っているので食べましょ」


 自称女神のお正月、今年は特に凝った内容だな。事件の影響でずっと下界にいるから用意する時間がとれたのかもしれない。


 生前はお父さんの料理のレパートリーの関係であまり行事ごとの食事をする機会もなかったが、元日は結構頑張って雰囲気を出したものだ。伊達巻とか昆布巻きとか、大体はスーパーの惣菜コーナーで揃えたもので家で用意したのは私が煮た黒豆ぐらいだったが。


 二人きりの静かなお正月も幸せだったが、こうして騒ぐのも楽しいものだ。こちら側の人間に怪しまれると困るので私自身は大して声を出せないのが悲しいが。


「今年一年どうなりますかねぇ。また感想をもらったりランキングに載ったりしたいものですが」

「一体どこのなんのランキングなんすか?」

「やはり目下の事件が解決することが一番の目標ですねぇ」

「無視された!?」


 ……まぁ私も同意見だ。あんまり入れ替わり生活が長引くと別れるのが惜しくなりそうで困る。君○名はの主人公もこんな気持ちだったのだろうか?テレビで見て以来だから内容覚えてないけど。


「女神様、そんな始めから鮪ばかり食べてはすぐになくなってしまいますわよ」

「あら、無我夢中で食べていたらそんなことに」

「飯テロのつもりっすか?」


 私が食べられないことをしっていながら電話口でそんな豪勢なものを……


「いいじゃないですか、そういう蜂須賀さんはお貴族様の家で良いもの食べてるんでしょう?」

「ぎくぅ!?」

「図星だからと大きく声に出ましたわね……」


 痛いところを突かれてしまった。でもやっぱり馴染み深いものが食べたいよ。羨んで当然だよ。



 とはいえ入れ替わり生活は正直まだまだ続きそうだから文句を言っても仕方がない。年が変わろうがなんだろうがやることは一つ。


「二人とも、今年もよろしくお願しますね!」

今年もよろしくね

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