【HAPPY】忠誠と庇護【END】
ここは『王国』の王宮。
『王下十字騎士』アルテミスは、女王に仕える近衛騎士です。
女王は、民衆を解放する法律を作り、『王国』を、より良くするために日々努力しています。
クーデターの折、アルテミスは、囚われたハーデス殿下を助け出し、『王国』に平和をもたらしたのでした。
女王は、アルテミスの働きに報いるため、新たな騎士団を創設するそうです。
とりあえず、ハーデスとペルセポネには、離宮を与えた。
目の届く場所にいてもらうのが、安全だと判断したためだ。
『王国』は、まだまだ、やることが多いわね。
『権能』の普及、『奴隷利権』の究明、新興宗教『ガイア』教、隣国の動き、ハーデスへの譲位。
部屋のドアがノックされる。
「『女王様』、お茶をお持ちしました」
入室を促す。何故か侍女服のアルテミス。
「そう言えば、『コックリさん』って何だったんですか?」
「うーん。教えてもいいけど」
『コックリさん』。降霊術を利用した占いの一種。五十音などの文字の上を、数人が指を触れたコインがなぞる様子で占う……のだけれども、実際は、人間の無意識によりコインを動かしている、と言われている。
『サトゥルヌス』が言いたかったのは、「『神』がこの世界を動かしているんじゃなくて『人間』が動かしている」ということ。
つまり、『権能』、『神々と人間のと契約』、そして『世界の強制力』、もしかしたら……これらは『人の心』が作り出してるものじゃないのか?ということだけれど……
「……内緒にしておきましょうか」
ここは『王国』の『クロノシア侯爵領』。
『クロノシア侯爵領』領主アルテミスは、『王下十字騎士』でした。
アルテミスには、謎多き魔女が仕え、領地を豊かにしようと奮闘しています。
アルテミスは、国王ハーデス陛下を唆す、逆臣を処罰し、『王国』に平和をもたらしたのでした。
新たな宰相としてペルセポネが就任しました。
私、アルテミスは、『魔女様』への挨拶に向かいます。決して、お茶会をするためではありません。
『クロノシア侯爵領』の次のステップは、
青龍川の護岸作業、用水路など灌漑設備の布設、都市計画に基づく各街の設置、古の神々とのバトル。
ドアをノックします。
「『魔女様』、アルテミスです。ご挨拶に伺いました」
入室を促されて入る。本の山。
「ところで、『クロノシア』の由来は何だったんですか?」
「ああ、それはね。
『サトゥルヌス』と同一視されてる神『クロノス』にあやかり、私自身が、この領地に貢献するという決意を込めたのよ。
また、『クロノス』=『サトゥルヌス』の加護を受けた場所、という意味を持たせたわ。実際に、『サトゥルヌス』の権能が領内を巡って、『地力増進』の効果が確認されているわ。
同時に、私達の家族名でもあるわ!私とあなたが、主従を越えて家族になるって素敵でしょ?
あと……いいえ、何でもないわ」
『魔女様』は、窓の外を眺めます。
『王国』の空では、『サートゥルナーリアの大結界』が国民を見守っています。
これは『封建社会』に対して『奴隷解放』を訴えた、
忠誠の『女騎士』と、庇護の『女王様』の物語。
C O N T I N U E ?
Y e s N o




