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うちの学校はおかしい  作者: 駄文職人
夢堂静の場合 リベンジ

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77/108

そして巨人は邂逅する

 もうもうと黒い煙が立ち上る。

 おかげで部屋の中の様子を外から窺い知ることはできない。


 これだけ見ればすわテロかとでも思ってしまいそうな光景。


 己たちが駆けつけた時、すでに部室の扉は壊れ、なんとか蝶番一つでぶら下がっているような状態だった。明らかに中から強い衝撃があったと分かる。

 これで仮に中に誰かがいたとすれば大怪我は免れない……


「痛たた……うにゃあ、びっくりしたぁ」

「何だってのよ、前回はこんなことなかったのに」


 煙の中から二つの人影が起き上がる。


 己はとっさに千鶴を背中に隠した。


 警戒するこちらをよそに、咳き込みながらも部屋から出てくる。


「っていうか、なんで私ばっかり飛ばされんの!? ふざけんな、あのクマ今度会ったら火炙りにして……って」


 向こうもこちらに気が付いて、悪態をつく口を止める。もう一人が「おぉ!」と喜色を滲ませた。


「にゃあ、人だよ、人! ぼくらだけじゃなかった!」

「えぇ……被害拡大してんじゃん。どうすんのよ、これ」


 片や諸手を上げて歓喜し、片やゲンナリしたように肩を落として、()()()()()()()()()が姿を現したのだった。

ヒナセとメイコの学年を二年から一年に変更しました。


毎日7時に更新しています。

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