表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちの学校はおかしい  作者: 駄文職人
『 』の場合

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

66/107

呪いのメール

 きっかけは、よくあるチェーンメールだった。


『この画像を送られた不幸なあなたは呪われました。呪いを解く方法は簡単です。一時間以内にあなたの知り合い五人に同じ画像を送ってください。放置した場合、あなたは恐ろしくも×××の晩餐に呼ばれることになるでしょう』


 普通ならば、恐らくこのような子供騙しのイタズラなど一笑して黙殺するだろう。あるいは面白半分に友達に拡散する者もいるかも知れないが、拡散する方もされる方も本気にする者は一人もいるまい。


 しかしながら、普段から怪奇現象を目の当たりにしている瑞明生たちの行動はすみやかだった。


 最近掲示板に貼り出されて目につく『お困りごとはコチラへ アヤカシ対策委員会』のポスターに何故かおあつらえ向きにも五人分記載されている連絡先へ向けて、さっさと転送したのだった。




「おい、こないだ作ったフリーメールがパンク寸前なんだが」

「ム……」

「わたしのもです!未読が二百を超えました!」

「まるでDDoS攻撃だ……どうします、お嬢?」

「放っておけ、ブームが過ぎたらすぐに収まる」


 委員長の言葉通り、三週間ほどで呪いの画像は送られなくなった。

毎日7時に更新しています。

※もし気に入っていただけましたら、ポイント、いいね、ブクマ等をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ