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うちの学校はおかしい  作者: 駄文職人
夢堂静の場合

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ワンダーな巨人

夢堂静(むどうしずか)

二年D組の男子生徒。名が体を表したように物静かな青年。実は意外と可愛いもの好きらしい。黒名先輩に勧誘され、アヤカシ対策委員会に所属する。

 夢堂静(むどうしずか)という人は、一言で言うと「大きな人」だ。


 なにせ高校二年生にも関わらず身長がすでに190センチを超えており、男子生徒の中でも背が頭一つ飛び抜けている。おまけにガタイも良い。部活動はバスケットボール部、高校入学から始めたにも関わらず、度々スタメンに選ばれるという。

 恵まれた体格を嵩に着ることなく、真摯に努力する姿勢により先輩達からも信頼を寄せられているようだ。


 細かい気遣いもできるし、実際良い人だと思う。


 だけどそれぞれ人に欠点があるように、夢堂くんにも欠点がある。



「おい、早く行けよ。待ってくれてるだろうが」

「ちょっと待っ、あれ踏み潰されません!? ていうか、巨人!?」

「失礼だろーが、って言いたいけど気持ちは分かる。安心しろ、間違いなく人間だ」



 少し離れた場所で、照間邦彦くんともう一人の女子生徒ーー恐らく今回の待ち人である結女千鶴さんがこそこそ言い合いをしていた。


 聞こえているだろうに、特に何も言わずにじっと昇降口で仁王立ちにして待っている夢堂くん。


 他の生徒達はそんな夢堂くんを大きく避けて通るために、人の流れが岩で割れる滝のようになっている。





 残念なことに彼は生来の寡黙な性格と、長い前髪で隠れた顔で表情が見えにくいせいで、初対面ではよく怖がられるのだ。

【裏話】

やぶにらみの邦彦くんと強面の静くんは割と仲良しです。


毎日7時に更新しています。

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