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◆高校生(=世界一おバカな生き物)による学校の怪談 【旧:うちの学校はおかしい】  作者: 駄文職人
照間邦彦の場合

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132/147

戦闘、開始……?

 時は戻りーー


 俺は屋上の扉を蹴り開ける。


 夜みたいに真っ暗な曇天の下、横たわるのは校舎を踏み潰してしまいそうな図体の大鬼と、かたわらに。




 小柄な体に似合わない、悪意に満ち満ちた笑顔。




「遅かったね、邦彦くん」




 黒名先輩は弧の形に引き上げた口で歓迎の意を示した。




 いや。


 俺の目には、黒名先輩の()()()()()()()()()()()()()()()()()()姿()()()()()()()


 真っ黒な霧に包まれているように、黒名先輩に重なるようにぼんやりと輪郭が浮かんでいる。姿が不明瞭にも関わらず、嗤う口とご丁寧に頭に角が二本ついているのがはっきりと分かるのだ。




「おう、来たぞ。先輩」


 瑞明高校に入学してすぐの頃は、こんなバケモンまで通ってんのかと眩暈(めまい)まで起こしたものだ。


 しかも、()()()()がアヤカシ対策委員会なんぞを設立して運営しているなんて何の冗談かと思った。



「委員に入る時、俺は言ったよなぁ……?」



 俺の目を買われて委員に勧誘された時、俺は一つだけ条件を付けた。







「アンタが敵対した時、俺は容赦しねぇぞってよ」






 

 俺の背後で、結女と夢堂が身構える。シャリンとテケテケの鎌が鳴った。


 さあ、バケモン退治の時間だ。


 俺は箒の感触を確かめて握り直し、屋上に足を踏み入れーー





「戦意マシマシなところ、大変申し訳ないのだがね」


 黒名先輩が手の平を見せて押し留める。


「今更謝られても聞かねえぞ」

「いやね、君のやる気を煽って大鬼とぶつけてやろうというのが私の筋書きだったのだがなぁ。……少々横槍が入って、話が変わってしまった」

「あ……?」

「見誤ったよ。大鬼と対峙できるだけの精神力を持ち合わせているのは学内で君ぐらいのものだろうと、一生懸命お膳立てまでしたというのに」


 黒名先輩は、もう苦笑しか出ないといった風に肩をすくめた。



「つい今し方、怒れる少女によって殴り飛ばされた大鬼が()されてしまったよ。どうしようね?」

「は……?」


 守り神にリアルファイト挑んだヤツがいるってマジ?

次回1月9日7:00に更新します。

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