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◆高校生(=世界一おバカな生き物)による学校の怪談 【旧:うちの学校はおかしい】  作者: 駄文職人
照間邦彦の場合

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依頼と対価

明けましておめでとうございます。

「◆高校生(=世界一おバカな生き物)による学校の怪談」今年初めての投稿です。


2026年も駄文職人をよろしくお願いします。

『どんな相談かと思えば、初々しいわねぇ〜友情と友情のすれ違い! 互いを思い合うがゆえの葛藤! もう、おばちゃんキュンキュンしちゃうわぁ〜』


 魚肉ソーセージをついばんでいるにも関わらず何故か途切れることのないおばちゃんトークに、俺のライフは既に削れ切っていた。


 よく喋るこの八咫烏は、ナギと名乗った。


「どこがだよ……アイツは多分、もう俺のこと嫌ってんぞ」


 証拠に、昔はあれだけ話しかけてきた京也は、もう俺に話しかけにこない。


『アラ、そうかしらねぇ。アタシの見立てではその子、アンタの為にアヤカシ探しをしているんじゃないかって思うんだけど』

「はぁぁ?」


 思わず語尾が上がる。


 んな訳ないだろう、と否定しかけて、


『だって、アヤカシさえ見つかればアンタを嘘吐きだという連中を見返せるんだろう?』


 ナギさんの言葉に何も言えなくなってしまった。


 てっきり、アイツはアヤカシに会いたがっていたのに、視えると言っていた俺がアヤカシの存在を急に否定したからムキになってんだと思っていた。


『視える視えないはその時の運だからねぇ。いつでも視えてるアンタの方が珍しいぐらいだ。苦労するでしょうに』

「……慣れた」

『アハハ、そりゃあそうでしょうよ! 困り果ててアヤカシを頼っちまうぐらいなんだものねぇ。普通の感性ならあり得ないわよ』


 そんなもんか。


 人間の友達が少な過ぎて、ピンと来ていなかったが、『普通』はアヤカシが視えても相談しには来ないんだろう。


『ま、いいわ。友達が外で変なものを呼び出していたら、知らせればいいのね? アンタの殊勝なお願いとアンタの友達の純粋さに免じて、引き受けたげる』

「いいのか?」

『その代わり、定期的にソーセージを持ってきて頂戴。このメーカー、食べるの初めてだったけど悪くないわね』


 え、マジで?

 俺この魔境に通わなきゃなの?

次回1月6日7:00に更新します。

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