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夢のテンプレ異世界へ  作者: オヨズマフタ
異世界転移とチート発現
7/40

7.旅とテンプレ

ちょっと遅くなりました

「それじゃあ。短い間でしたが、ありがとうございました」

「はいはーい。まあ私もすぐ冒険者に戻るだろうから、何かあったら通信石で呼んでねー」

「はい。…それじゃあいってきます」

「いってらっしゃい」


 レトフさんとの別れを済ませ、リーンさんとの集合場所に向かう。

 …このまま1人で街を出てしまおうか。


「おはよう!ヤコウ君!」


 …見つかった。ちっ


「…おはようございます」

「何か元気ないけど大丈夫?」


 あんたのせいだよ…


 ……………


「ところでさ」

「何でしょう」

「ヤコウ君は何でそんなに荷物が少ないの?」

「…スキルがあるからです」

「…何か隠してない?」

「…気のせいじゃないですか?」

「何のスキル?」

「…」

「…やっぱり何か隠してない?」

「さあ!次の街へ行こう!出発!」

「誤魔化した…」


 ちなみに荷物が少ないのは空間属性の<アイテムボックス>という魔法のおかげである。

 チートスキルの事は話していないので、当然上級魔法のことも話していない。

 話すと絶対面倒くさい事になるからな。


「次の街まで3日かかるけど野営用の装備持ってる?」

「…え」


 そういえば全く考えてなかった。いざって時には魔法の転移を使って飛ぶつもりだった。それもこの人がいるので使えないわけだが。


「そういえば忘れてました」

「やっぱり私がいて良かったでしょ!」

「…」


 俺のぶんの野営装備を買って再度出発する。

 ついでに特殊魔法の{探知}を発動しておく。

 この魔法は魔力をこめる量で範囲を指定すると、その範囲に入っている敵に反応する便利な魔法だ。

 とりあえず出来る限りの範囲まで広げてみたら、えらい事になったので大人しく500mくらいに留めておく。


 暫く道を歩いていると、反応があった。道の先に何かいる。

{千里眼}という魔法を使う。これは自由に透けて見える万能望遠鏡みたいなもので、魔力をこめると、遠くが見え、見ているものを自由に透かして見える。…悪用はしない。


 …豪華な馬車が盗賊っぽいものに襲われている。騎士が応戦しているようだが、盗賊の数が多く、苦戦している。


({風弾}発射!)


 盗賊の頭に風の弾をぶつけて気絶させる。

 そのまま何もなかったかのように道をリーンさんと喋りながら歩いていくと、さっきの豪華な馬車が見えてきた。


「あの馬車、止まってるけどどうしたのかな」

「何かあったんですかね」


 リーンさんが「気になる」というので一緒に走って馬車のところまで行く。


「あのーどうかしたんですか?」

「ッ!何者だ!!」

「ただの冒険者ですけど…どうかしたんですか」


 と言いながらギルドカードを見せる。犯罪をするとギルドカードは剥奪されるので、ギルドカードを見せれば犯罪者でないことは信じてもらえる…はず。


「いきなり盗賊に襲われたんだ」

「1人で倒したんですか?強いんですね」

「いや…戦っていたら突然こいつらが気絶したんだ…」

「それは…不思議な事もあるもんですねぇ…」

「ヤコウ君何かした?」

「…何をですか?」

「魔法で倒した…とか」

「できませんよ。下級魔法しか覚えてないですし、MPもそんなに無いんですから」

「何か怪しいなあ…」

「あの…お二人とも…」

「何でしょう」

「次の街まで護衛をしていただけないでしょうか…勿論報酬はお支払いしますので…」

「…」


 騎士から一旦離れてリーンさんと話し合う。


(「どうする?ヤコウ君」)

(「報酬払うっていってるし金がない俺としては引き受けたいです」)

(「私もいいよ。元々ヤコウ君についてきてるだけだしね」)


「IランクとGランクで弱いですが、それでもいいのなら」

「ありがとうございます!大丈夫です。人数が増えるだけで戦いやすくなるので」

「ところで…この馬車いったい誰が?」

「それは…」

「それは私から説明します」


 騎士のセリフに被せるようにして、馬車のなかの誰かが言った


(盗賊から助けるっていったらやっぱり商人か…)


「金持ちの美人なお嬢様だよなあ…」


 馬車から出てきたのは綺麗なドレスを着た人だった…。

 テンプレすぎるだろ…

読んでくださってありがとうございます


最初に考えてた話しからドンドン逸れていく…

最初は1人旅から影の英雄とかになる筈だったのに…

あれれー…?

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