鍵の音のこちら側
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:鍵の音のこちら側
キシ…キシ…
「………」
また音が聞こえる。
夜になると決まってこの音が。
「どこから鳴ってるんだろう…」
と思って探してみても、
あまりよくわからない。
でもある夜、ふと気づいた。
「え?!…窓…?」
耳を澄まし、
心を研ぎ澄ませてよく聞くと、
どうもその音は窓の方から聞こえる。
そしてさらによく聞き見てみると…
「…!?」
蝶番の辺りがきしみ、
音が鳴っていた様で、
なんと窓の鍵が独りでに動いてる…。
「ちょ、ちょっと…!」
私は思わず鍵を手で押さえ、
開かないように踏ん張った。
「…!?」
確かに向こうから
開けようとする力の様なものが、
振動をもって手に伝わった。
その時、恐怖が全身を走った。
ベランダの窓。
向こうには誰も居ない。
それははっきりわかるのだが、
こんな現象をもって
誰か居る様にも感じてしまう。
そして押さえて居た手を
ふっと離した時、
隙をついて
一気に力が加わったかの様にして、
カチャリ!と鍵が開いてしまった。
「…!!」
ビクッとしながら見て居たのだが、
ただ鍵が開いただけで何の変哲もない。
誰かが入って来た様な気配もない。
目視できる限りでそうなるのは自然の事。
とりあえず鍵を閉め直すと、
そのあとは動かなかった。
家の軋みと言えど、
窓の鍵が勝手に開くなんて…
そんなことある?
「絶対ない!」と思った私は、
それから数日して
そのアパートを引っ越した。
あの時、誰か、何者かが部屋の中に
入って来て居たのだろうか…?
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=eIyvMl5SdLU
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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