同好会結成!!②
ここは人が滅多に来ない倉庫のような場所であり、普段なら喜んで来るのだが・・・・
「(ちょっ!な、な、な、何事!!こ、こんな場所に連れ込まれて!わ、私どうなっちゃうの!?こ、こ、こ、この後、私はピョンピョンしてチャリンチャリンってなことになっちゃうの!?)」
無いよ!チャリンチャリンするほどお金持ってません!許してください!!と心の中で叫び今すぐ逃げ出したい灯であったが。
「なぁ、たしか同じクラスの・・・・なんだっけ?」
名前知らんのかい!!
ま、まぁ、ほとんどのクラスメイトは知らないと思うけどね!
しょぼん。
「皇・・・・・灯さんよね?確か?」
す、すごい!私の名前覚えている人いたんだ!!
くっ!嬉しい!!
口元をムニュムニュさせながら嬉しい気持ちを抑えつつ灯は2人を見ながら言う。
「えっ、えっと、橘 陽菜さんと甘露寺 円さん・・・だよね?」
もちろん灯は二人のことを知っていた。だってクラスの中で一番目立ってる二人だから。
ボッチとはいえ、かなり目立つ人物だからだ。
「おっ!知ってたか?」
はい。知ってます。美少女なんだもん。
この美少女、橘 陽菜さんは綺麗な、少し白みがかった金髪でスタイルはスラッとしているが、それがまた綺麗だと思っています!
足なんかスラ長なんだもん!!
灯は目線を下に向け、死んだ鰯のような目で自分の足をみる。
・・・・・。
しょぼんパートII。
「なら話は早いわね」
そしてもう一人の美少女、甘露寺 円さんはコレまた綺麗な黒髪を後ろで束ね、スタイルが・・・・・・・うん。
ハッキリ言いますと・・・でけぇぇぇぇぇよ!!
何がとは言わないけど!!しかも引っ込むところはひっこんでるし!!ちょっと前まで中学生でしたよね!あなた!
灯は目線を下に向け、死んだ鯖のような目で自分の胸元をみる。
・・・・・。
しょぼんパートIII。
「あら?どうしたのかしら?死んだアンコウのような目と顔をして?」
ぶっ飛ばすよ!!
目はまだしもアンコウみたいな顔ってなんだ!!
私はプンスコ怒っていたが橘さんのほうを向くとボソッと「あぁ、なるほど」と聞こえるか聞こえないか微妙な声量で呟いていた。
?
???
??!!??!!?
えっ?ちょっと待って!
私ってアンコウみたいな顔してるの?
うっ、嘘でしょ?
嘘だと言ってよぉぉぉぉ!!
ちょっ!そんな目で見ないで!!
アンコウな私を見ないでぇぇぇぇぇぇ!!!
はぅ!もしかして私がボッチなのって顔がアンコウみたいだから・・・!?
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
しょぼん ザ ファイナル