ポール、無惨
12月に入り、出勤すると駐車場が冬支度されていることに気づいた。
昨日までなかった棒が、あちこちににょっきり生えている。このポール、何かというと除雪車への目印である。
「ココが駐車場への出入口ですよ」
この位置だと、たぶんそういう意味のはず。
除雪車はここから駐車場に入り込んで除雪し、駐車場へ入る車のための動線を残す、そういうお約束なのだ。
しかし、運悪く駐車場の端に停めることになった車のドライバーにしてみると、かなり邪魔な存在だ。何もなかった空間に、障害物が突如として在るのだ。
自動車学校での車庫入れ実習を思い出してみて。
ポールがあることで接触を避けるために、多大なる注意力・集中力を必要としたでしょ?
自分の意識はそこを問題なく通過したと思っているのに、ミラーが、車のお尻の角が、ポールに触れたと教官にブレーキ踏みまくられたでしょ?
まっこと、空間認識とは厄介なもの。
いつもどおりにハンドル切ってるのに、リンボーダンスで身体が触れるように、高跳びのバーが落ちてしまうように、期せずして私たちはやらかしてしまうのだ。そして、物理的な痕跡が残る。
このように──
これは12/1の写真で左側に写っていたポールを逆方向から撮影したものだ。
…………おわかりだろうか。
傾いているのである。
そして、さらに──
ボッキリ、バッキリ、イっちゃってます。
いつ、いかなる状況で、憐れポールは折れちゃったのか?
真相は藪の中、いや、雪の中。
本来ならば、こんなふうに活躍してたはずなのにね。
たぶん“犯人”は特定できないので、ポールは折られ損となっていると思われます。
これが駐車場のゲート付近ならば、カメラが設置されているので、しっかり請求されるはず……。




