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〈Essay〉日常の中に在るさまざまなこと。  作者: 高峰 玲


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世の中に……




 世の中にたえて数学なかりせば

       私の心はのどけからま( 注1)


と思うくらい、私は数学が苦手だ。算数ではない、数学(●●)が、ダメなのである。


 まず、設問の意味がわからない。


 算数は生活(リア)に密着してるから、とてもよくわかる。


Q:タカシくんは80円のリンゴを75個買いました。いくら払えばいいのでしょう。(消費税は含みません)


「タカシとやらはリンゴを75個も何に使うのじゃ?」

というシイちゃ( 注2)レベルのツッコミはともかく、お買物という経済活動をするうえで、四則演算は日常的なもの。そして、お金はたくさん使えば無くなっちゃうし(ゼロの概念)、なんだったら借金ということもありえる(マイナスという考え方)。


Q:ふたりの兄弟が大きなどら焼きを1個貰いました。お兄ちゃんと弟で2対1になるように分けましたが、お兄ちゃんは優しいので自分が貰った分から60°分を追加で弟にあげました。兄弟はそれぞれ、何°分のどら焼きを手に入れましたか。


これだって算数だし〜


Q:300mlの水に対して5%となる食塩水を作る場合、食塩の量は何gでしょう。(1mlの水を1gとします)


うん、ここでやっとエックスが出てくるのかな?


しかし、そして、私の日常生活にはこれ以上の数学は出現しない。道を歩いていていきなり放物線だのベクトルだの3次関数などが必要となる事象は発生しないのだ。なのに、なぜ習得させる……?



 解せぬ。



 あ!あれ!

 確率の方程式(〇〇の組み合わせは何通りありますか、ってやつ)と「犯人はおまえだ( 注3)」は出てくるかもしれない。




 そういえば、数学はダメだが私は数独は好きかもしれない。ナンクロとも呼ばれるこういうの。

挿絵(By みてみん)

 クロスワードパズルもかな? 新聞とかに載ってると、つい解いてしまう。でも、錆びたアタマを活性化させるには、なかなかいいですぞ(笑)











注1 元歌は「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」 by 在原業平

でもさあ、桜餅が食べられないのは困るので、私はやっぱり桜、あってほしいよ、中将どの。


注2 『風翔ける国のシイちゃん』by 中田友貴の主人公。王女さまです。


注3 15人の幼稚園児がいて、そのうちの◯人が赤い花を見たと言っています。△人は花の色は青だった、□人は黄色だったと言っています。正しいことを伝えているのは何人でしょう、的なやつ。

これは某組織の採用試験の筆記でよく出題されるらしく、市販されている対策問題集に必ず(?)載っている!



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