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〈Essay〉日常の中に在るさまざまなこと。  作者: 高峰 玲


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痛恨の忘れ物





 イマドキは女子の体操着も下は短パンらしいのですが、私の高校時代はまだブルマでした。

 パ○チラ防止に、わりと日常的に制服の時にも着用していたのですが、とある朝に事件は起こりました。


 当時、文化祭か何かの準備のために私は1本早い電車に乗って登校していました。たかが1本とはいえ、田舎の1本です。都会のように分単位で次の電車は来ません。1時間〜30分の余裕が得られるスケジュールのつもりで動いています。


 いつものように私はチャリで家を出て、約3.5キロ離れたJRの駅へと向かいました。そして、緩い坂を登り橋を渡り、下り坂に入るという地点(だいたい家から2.5キロくらい?)に差し掛かった時にそれに気づいたのです!


 あれ? 私、ひょっとして、穿いてない?


 ハンドルから左手を放してお尻のあたりをさすると、気持ち、手触りが薄く感じられました。


 って? ええぇ〜、これってやっぱり、そういうことなんだよね!?


()は何たることぞ!」

 いや、古文で叫んでも状況は変わりません。


 前夜、洗濯して干していたブルマを穿かずに私は家を出てしまったのです。

 ()()()学生生活を送るだけならば、ソレはなくても大丈夫かもしれません。しかし、その日の授業には体育がありました。体育教師の指導方針で寒くてガマンできなくなる晩秋まで長ズボン(ジャージ)は着用禁止だったので、学校に置きジャージもしていませんでした。 ∴ (ゆえに)ソレはどうしても必要です!


 ……来た道を私は引き返しました。

 1本早い行動のおかげで、遅刻もしませんでした。

 しかし──。


 高校生にもなって、登校途中で忘れ物を取りに引き返すとは情けなや、まさに痛恨( 注1)極み(;_;)


 そして、同じ電車で登校する予定だったのに乗り合わせなかった私を心配していた友人た( 注2)()()()をしたのだと告げると……めっちゃ笑われたのでした……。






挿絵(By みてみん)

  (訳)チャリで家を出て橋を渡ったら

    忘れ物に気づいてべっくらこいたんだべし〜

         






注1 TVのゴルフ中継でよく聞くので覚えた言葉。「オザキ、痛恨のWボギーだ〜!!」とか、アナウンサーが興奮して叫ぶので、よっぽどマズい状況なんだな、と子供心に思っていました。


ちなみに私はゴルフをしたことないです。むしろ、ゴルフ、相撲、プロ野球中継は見たいTV番組が見れなくなるので“厄介もの”扱いですね。


注2 まだ携帯電話のない時代なので「♪来んね〜」「どうしたんかね〜」「明日は来っかね〜」で処理されておりましたとさ(笑)




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