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ステータス

目を開けたらそこは、お城の中でした。

「勇者様ー!」

知らない綺麗な金髪の美少女が龍二に抱きついた。

「やっと成功しましたわ!」

「あの…」

「ふふふ♪わたくし、この国の姫のリータ・エルテルと言いますの。リータとお呼びください」

聞いてよ!

そして、抱きつかれて照れないでよ龍二!

「あの!!!」

「あら、いたの?」

「龍二からはなれてよ!」

なんで!なんで!なんでとうなるの!?

「ふふ、勇者様、リュウジと言うのですね。さぁ、さぁ、ステータスを見せてください」

「え、あ、うん…」

「龍二のバカ…」

「いや、違うんだ!」

「リュウジ様、早く♪」

「えっ、ちょっ、」

「この、水晶にてをかざしてください」

リータがそう言い龍二の右手を水晶にかざすと空中に表?が出てきた。


名前:カミヤ リュウジ

職業:攻めの勇者

レベル:1

HP:500

MP:1000

攻撃力:3000

物理防御力:100

魔法防御力:100

スキル:暗視、カウンター、炎刃、言語理解


「流石、リュウジ様!レベル1でこのステータスとは、でも、攻めの勇者とはなんですの?

「多分、攻撃力特化の勇者の事だと思います。姫」

龍二って攻めの勇者なんだ。

もう、考えるのもめんどくさい。

「あなたも測りなさい。ま、どうせたいしたステータスではないとおもいますわ!」

「彼女をそう言うふうに言わないでください、さっきから貴方は、彼女を馬鹿にして」

「すみません、リュウジ様」

う、やっぱりかっこいい。

「では、あなたも測ってください」

「あまり気が進まない」

「大丈夫、僕がついてる」

「龍二…」

「オッホン」

「あ、ごめんなさい」

「いえ、お二人が仲がいいのはわかりましたから、ふふふ」

私も龍二の真似して右手を水晶にかざした。


名前:リンドウ アカネ

職業:守りの勇者

レベル:1

HP:2000

MP:500

攻撃力:400

物理防御力:2500

魔法防御力:2500

スキル:嫉妬、威圧、カウンター、カバー、盾強化、シールドアタック


「守りの勇者?、リュウジ様と真逆…」

「なるほど、だから龍二が攻めなのか〜」

「良かったですわね♪」

え、なに、急に姫さんが祝ってくれるの、なんか怖い。

「何か失礼な事考えていません?」

「いいえ」

その後、龍二と私は、メイドさん達に案内されてそれぞれ部屋に向かった。


その頃、

「あの(あかね)が邪魔ですわ」

「ふふ、悪い顔をしていますよ」

「気にしないで欲しいわね」

「これは、これは、失礼」

「それで、わたくしに何の用?」

「あぁ、主殿、私にその女を消させて頂けませんか?」

「誰にもバレずにできるの?」

「えぇ、まぁ、でも、貴方はもう、私の人形なので、承諾の必要もないのですがね、ふふふ、フハハハハ」

そして、男は高らかに笑いあった。


私と龍二がこの世界に来てもう、3ヵ月が過ぎた。

姫さんが言うには、私達は、魔王を倒すために召喚されたらしい。

この3ヵ月の間、私と龍二は、それぞれの事をした。

攻めの勇者らしい龍二は、剣の教官と魔法の教官が付けられて修行中、でも私は、教官も何も付けられずほとんど自由だ。

まぁ、剣の教官と魔法の教官が、龍二の休憩中や休みの日に私に攻撃力を受け流す訓練や魔法から身を守る訓練をしてくれた。

それでも、何も無い日は、自主練か図書館によって暇を潰した。

リータとは、言い争いもするけど、少しづつ仲良くなった。

でも時々、暗くなったりする。

そして、ある日、大臣がリータの遣いとして急にやって来た。

どうやら、私と龍二のレベル上げのため、ダンジョンに行くらしい。

ダンジョンは、世界のあちこちにあるらしい。

「という事で、あなた方にはそれぞれに合った装備を渡し、姫と数人の兵と一緒にダンジョンへと潜ってもらいます」

え、リータも潜るの?

「え、姫もですか?」

「はい、姫は、女神様に選ばれし子なので、勇者様と一緒でないといけないのです」

「え、でも」

「安心してください。姫様は、我が国の十騎士がお守りいたしますので」

そのまま私と龍二は、それぞれに渡された装備を着た。

龍二は、軽装の綺麗な青色の鎧に角の生えた兜と大斧。

私は、重装ではあるが動きやすい赤色の鎧と木の大盾とロングソード。

「かっこいいよ!」

「ありがとう、君も綺麗だよ」

うぅ、イケメンすぎる。

「では、向かいましょうか勇者様方」

十騎士の人に言われ、私と龍二は、馬車に乗った。

姫を見つけたが、いつもよりも暗く感じた。

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