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女性の社会進出のいらなさ

作者: 三田 元

社会進出をしたい女性が打ち出した新しい部問。

「解決部門、女子課」


「そらざむいねww」

「えなんで。」とテツヤはいう。


「毎回「女性の社会進出」という言葉を口にする人を見ると違和感を感じる。

なんで女性だけなの?というのがまず一つ目。


結局男性に対して「女子課」というものを作るというのは排他的だし、

男性が女性を毛嫌いしているものと同じ。」


「まあ、たしかにな」


「違和感の二つ目。

女性と男性の扱いを分けることの何がいけないんだろう。

とにかく体力の差とか、女性が得意得意じゃないとこと、

男性が得意じゃないこと。


それらの違いじは明らかにわかっているはず。

それを覚悟で職に望むなら問題ないが、

いきなり飛び込んできて

自分自身にその仕事があっていないにも関わらず

「女性差別」と訴えるのは見当違い。」


「でも、頑張ろうとしてるからいいじゃん」

「てつやはそういうけれど、でも男は男社会を意識して仕事はしていない。男は女性のためにも男のためにも働いている。」

「女性は女性のためにしか働いていないってことか?」

「女性の社会進出って言葉を並べている人はな。」


さらに、

「男性から尊重されていない」とかそういう

「男性のせいで」女性は活躍の機会を減らされているという、

「男性という敵を作らないと意見を言えない」女性活躍家の

かわいそうさ加減。


「女性の社会進出を<男性に認めさせる>という思考の構造自体が女性が男性より劣っているというふうなメッセージになっている」

「、、、そうかも。結局認める認められないってのは目上の人と目下の関係の構築だもんなあ。」



「アメリカの政治と同じ。

日本のせいでアメリカの不況は引き起こされていると当時の大統領は訴えた。


ひとまず「男性のせいで」とかいう御託はいいよもう。」




「女性軽視しているのが一部の人間なのに

「全員の男性がそう思っている」っていう

被害妄想やめるところから始めてほしい。



勝手に成長してほしいけれど

「男性のせいで」って言ってるうちは

「逆男尊女卑」「女尊男卑」とやってることは変わらない。


男性を悪者に見立てて私たちは頑張るっていうのは空寒いし、

なんかイライラする。」


「言われてみればそうかもなあ」


「だから、勝手に成長してって感じ。」


「言いたいことはわかったよ。今日はありがとうな」


「ああ」



そう言って僕らは白けた女性社会日本のどこかの寝床につく。



真冬のベンチで寝泊まりしているホームレスは男性だった。





げんき


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