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漆黒因子の狂想曲戦記  作者: 叶瀬囲炉裏
1章
6/8

膨大な魔力?瘴気?

リュートが、書斎から出て行き数分、クロークスとアイリスは話をしていた


*アルフレッド家書斎*


「そう言いえばアイリス学校はどうしたんだ、まだ夏休暇は一ヶ月先だろ?」


「あ、それは、学園長に頼んで今日から三日だけ休みを貰いました」


「そうか…わかった。でもこんな短時間で来れたもんだ」


「そんなのリュート為ならすぐにでも駆けつけますよ。それに、私の因子はフェニックスですし学園とこここの行き来は結構楽でから」


アイリスの因子、フェニックスは【希少種】の因種の一つであり、フェニックスの力は胴体が切られてもすぐ再生する超速再生、そして炎を自由自在に操る力や自身を炎と化す力を持つ協力な因子だ


「では、お父様。私は母に挨拶をした後、街を見てきます」


「わかった、リアスも喜ぶだらう」


「はい、わかりました、失礼します」


ガチャンッ


そう言いアイリスが書斎から出ていった後クロークスは両肘を机につけ、手と手を合わせて受け皿のようにして、そしてそこに頭をもたれさせた後ため息を着く


「はぁ…恐らくリュートの因子は私やアイリスと同じ【希少種】だろう。そうであれば、この国は必ずリュートを囲もうとしてくるはず」


【希少種】の因子を持つものは少ない、アルフレッド家が仕えている国アファルス恭国では、従えている【希少種】因子を持つものは五十五人、これは多い方だが他の国々ではわずか五人や一人も従えていない国などザラではない。

それぐらい、【希少種】は少ないが、強すぎる為各国は【希少種】の因子保持者を探している


「それに、リュートのあの眼はやばい、あの威圧を発する眼は恐らく魔眼、【希少種】の【魔眼】持ちとなれば他国からも狙われる。何としてでも国や他国から隠さないと」


魔眼とは、眼から発する力の事ではあり、魅了、石化など魔眼は様々な種類があり、どれもこれも効果は強力である。

そして、魔眼は【希少種】の因子所持者よりは多いが、魔眼の所持者はアファルス恭国でも従えている所持は千人である


「いや、【魔人種】の魔眼持ちは数は少ないが珍しくはない…ならリュートの因種を【魔人種】という事にする事にしよう。それに噂は流れるのは早い方がいい」


魔眼は主な所持者の八割は【魔人種】であり、【魔人種】の魔眼持ちは珍しくはなく、少し優遇されるだけだ

その為クロークスは、これから家族含めて領民全体にリュートの因種【魔人種】と言う嘘を流す様に決め早速、街にこの情報を伝える為の工作と友好なの領主達への息子は【魔人種】の因子だと言う手紙を送らなければと、早急に始める為、早速実行に移すため人を呼ぼうとしたその時、


「なんだ、この濃密な魔力は!」


クロークスは突如発生した濃密で膨大な魔力を感知し立ちあがる


「お父様、一体何が!?」


そう言い、先程出ていったアイリスが勢いよく入ってくる


「アイリス、お前はリアスの元に行け、私はこの魔力の根源の元へ行ってくる!」


「わかりました」


そう返事をし、急いでアイリスは出て行き、そして、それに続きクロークスは部屋を出て、足に黒い靄のような物を纏わせ次の瞬間、風の速さで屋敷をはしる


「(あの魔力の位置は我がアルフレッド家の書庫、リュートに何かあったのか!?)」


クロークスは、心配を思いつつもまず先に書庫へと向かうため雑念を捨てさらに速度を上げて、更には足に纏っていた黒い霧のような物は全身から発せられクロークスは黒い鎧を纏、黒い馬に乗り、先程の速度が蚊の様に感じる速さで書庫に向かった



*アルフレッド家書庫、入口*


「くそ、開かない!」


は書庫の入口に着くとクロークス纏っていた鎧と乗っていた馬が消え、クロークスは扉を開けるが扉が閉まっている


「っ、この霧は瘴気。それになんて濃密で量なんだ!」


この瘴気は、危険だと判断し、早急にリュートを救助する為もう一度黒い鎧を纏い、黒い馬に乗り、1歩後退し、


「はぁッ!」


勢いよく扉に突進し、ぶち壊し侵入した


「リュート、大丈夫か!」



*アルフレッド家書庫リュート視点*


黒い騎士が同じく黒い馬と一緒に扉をぶち壊し、僕の心配をしてきた


「えっと、父さんで合ってますか?」


「あぁ、リュートにこの姿を見せるのは初めてだったか…じゃなくてリュート、さっきこの書庫ですごい魔力と瘴気が出てたが大丈夫か!?」


リュートは、それを聞き「あぁ、それですか」と言い事情を説明した


「えっと、自分を【魔人種】と仮定して、魔法を使って見たのですが、どうやら当たりだったらしく、魔法が使えたのですが、魔力の量が大きすぎてこうなりました」


そう言うとクロークスは鎧で顔は見えなかったが「そうか」と言い話してきた


「じゃあ、あの瘴気はなんだったんだ?」


「それは、見てもらった方が速いですね」


そう言いリュートは右手を出し、最初に黒い炎をだした時よりも、百分の一の魔力を右手に集めて唱える


「《ファイヤ》」


リュート右手からは、高さ五センチの黒い炎が現れる


「と、こんな感じに何故か僕が魔法を使うと何故か黒くなってしまって」


そう、苦笑いすると、クロークスは、「はぁ、」とため息を着き、そして、黒いキリが発生するとクロークスが纏い、乗っていた鎧と馬が消え元の状態になり、リュートに話す


「リュート、お前、また面倒事を増やしてくれたな…」


「すみません、魔力操作で、さっきみたい馬鹿でかい魔法は発生することはもうないと思うのですが、魔法の属性の事は何もわかりません」


リュートがそう言うと、クロークス驚いたあと、「はぁ〜」と更に深くため息をつき話す


「わかった…今回の始末は私がやっておく、だがリュート。次から魔法を使用する時は外でやりなさい」


「はい、わかりました」


返事をするとクロークス書庫から出ていった


「今後は、威力をあれくらいに抑えな行けないか…それにあまり僕の魔法もほかの人に見られると厄介事になる…何としても、火の粉を振り払える様に力も付けますか…」


そう大人びた事を呟いたリュートはとりあえず自身の因子の事は今日はこれくらいにして、リュートは今日は一日中部屋に篭もり魔力操作をしたのだった



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