瞳の力
誤字脱字ありますたくあん
あっ、たくあん美味しですよね。
特にお寿司やさんのたくとろとはいいですね…じゃなくて、
誤字脱字などがたくさんありますがご了承ください
鏡を見るとそこには血と漆黒を合わせた髪と、血よりも赤く、恐怖を思わせる瞳も持つ少年がいた
「わっ、!」
これを見たリュートはすぐさま鏡から逃げようと思い動き出すが、動けない。
ただ、リュートは恐怖のあまり目をつぶるしか出来なかった
「リュート、大丈夫か!?」
リュートが自身を鏡で確認し硬直したのを見たクロークスはすぐさま、鏡に布を被せた
「…はっ、ありがとうございます父さん、まさか、髪と瞳の色がだけが変わっただけで、自分に怯えるとは…」
「安心しろ、リュートに限らず、他の子供もたまに、自身の変化にビビってこうなることがあるから大丈夫だ」
確かに、10歳の誕生日を迎え、覚醒した自身の瞳を初めて確認すると自身の瞳に睨まれるように感じたり、狼種の犬歯の鋭さや鬼種の角にヒビって動けなくなることは、ざらでもない。
それは、リュートは知っている。
だがしかし、リュートのビビるは違った。
リュートの見た目は身長は街にいる子供よりも少し低く、顔立ちは幼いが将来は有望と、少し恥ずかしく思うが自負している。
そして、髪は優しい金色の髪で瞳の色もエメラルドグリーンの宝石のような、瞳だった
だが…今はどうだろうか、さっきも説明したが色としての表現は出来ないが血と黒ではなく漆黒、その色を合わせた髪。
それと、紅い血よりも紅く、紅く、見るものには恐怖を与える、瞳
髪はまだいい方だが、瞳はリュート自身でも恐怖という名の威圧を感じた。
だか、さらに瞳と一緒に髪を見ると相性は抜群だ、見るものにはよるが恐らく大半の街の人達は、さっきのリュートと同じ事になるだろう
少し、話は変わるが、この世界の因子には種類が様々な種類があり、そして因子には、様々な種類があり、【動物種】【海洋種】【昆虫種】【植物種】【魔人種】【希少種】の七種として大雑把にわけられている。
そして、リュートはこれから人と会う時、どうしようか悩んでいると、父のクロークスがリュートに聞いてきた
「リュート、ところでお前は何種なんだ?」
「すみませんが、僕にも余りわかりません、さっきの瞳を見て、てっきり【魔人種】のヴァンパイア種かと思ったのですが口の中の八重歯には以前と変わりはありませんし、それに…父さんが知らないなら、僕にも分からないんですから、分かるわけないですよ」
「そんな訳ないだろう、お前はは俺よりも弱いし、外の知識も少ない。だが、この屋敷の誰よりもお前は賢いし、それにお前、殆ど屋敷より外に出ないで、あの馬鹿でかい書庫にこもってんだし、正直実態経験の知識以外だと俺より知識多いだろう?」
「まぁ、確かに父さんよりは弱いし殆ど外に出ていませんが、知識だけは父さん以上ですね、それに昨日で、あの書庫の本は全部読み終わりましたし…」
この屋敷には代々、アルフレッド家が受け継ぐ書庫があり、その大きさは王都、フレンゼルグにある国家図書館よりは大きくはないが、一回り小さい書庫があり、その中には国家図書館をも凌ぐも程の知識が詰まっている本が何十万冊も揃えられている。
しかし、その本達は殆ど古代語、で書き記され、さらに、文字以外にもちゃんと絵はあるのだが、膨大な知識が1ページ1ページにぎっしりと埋め込みすぎにより、学者たちはあの1ページですら読むのに1ヶ月以上かかり、学者たちの中では、1ページ自体が古代語1文字として表してるのでは?と唱えるものまでで出しているものであり、簡単に読めるものではない。
そして、全冊制覇を聞くとクロークスは無言になり、そして「はぁ〜…」と深くため息をついた後話してきた
「お前、ついにあの書庫まで完読したのかよ…まぁ、流石我が家の知識の神童だ」
リュートは屋敷の中では神童と言われているが、リュート自身はあまり嬉しくなく、ただ褒め讃えられるだけなので最近は褒めるなら本をくれと思っている
「買い被りですよ、僕にはたまたま、古代語が読めて、少し賢いだけですよ…僕なんて平凡な貴族の4男坊です」
するとまたクロークスがさっき程よりも不快ため息を着いて怒鳴る
「生まれつき古代語が読めて、うちの書庫の本を簡単に読める、子供が平凡なわけあるか!」
「ほかの事は何もしてないのでそれをマイナスにすれば平凡です」
「……」
そう言われ、クロークスは言い返せなくなり、言葉詰まらせるが、またまたため息を吐き、喋り出す
「とりあえず、書庫の事はわかった。それにどうせ今回もだが、聞いても無駄なんだろうな」
「はい、残念ながら古代語で書かれた書物の事を伝える事は不可能でした、やはり、何らかの力を使って本の情報を伝えることを阻害しているようです」
そう、あの書庫にある、古代語で記されている本には、何らかの力で使い、解読者が、他の者に伝えると、何故か喉がつまり一瞬位が止まり、咳を出しまい、勿論文字で書きとめて伝えようとしても体が硬直し、ペンを離す意思を持たなければ硬直は解けない。
その為、どう足掻こうが古代語で書かれた本を他者に伝えることはできない為、現在全ての情報を知るものはリュートただ一人である
「まぁ、とりあえず、今はお前の髪と瞳をどうするかだよな…特に瞳は最優先でだ」
「そうですね…僕もこの瞳は何とかしないと二年後には大都の学園に通わないと行けないですから…」
二年後にはリュートの言った通り、王都フレンゼルグにあるレゼード学園に行かなければいけない為、なんとしてでも瞳を何とかしなければいけない。
一様、辺境伯の息子の為爵位は高く下級の貴族を恐怖させても心配はすくないが、もし、王族に恐怖を与えさせると、大変な為一大事だ
その為、リュートは父と一緒にどうする考えを出し合い始める
「髪を染めるのはどうだ?」
「すみませんが、僕は皮膚が弱いので髪を染めると荒れるため、そう長くは続きません」
「じゃあ、坊主にするか」
「それをやると、自分で言うのもなんですが溺愛している母と姉が父さんを殺しに行くのでやめておきましょう、父さんが丸坊主で変死体になって、庭に転がっているのは正直気持ち悪いです」
「父にいもち悪いってなんだよ…」
「まぁ、それは、いいとして父さん、髪より瞳の話をしましょ」
「まっ、そうだよな…じゃあ片方だけでも良いから眼帯つけてみるか、ほれ」
そう言い、クロークスは引き出しから白い革の眼帯を取り出しリュートにほり投げ、リュートは受け取り、付けてみると
「瞳が隠れようが全く威圧がきえん。これは無理か…」
「そうですね、せめて瞳の色を変える魔法でもあれば良かったんですけどね」
そう言いリュートは、「(こんな感じて変えられればいいんだけどな〜)」と髪が根元から元の金髪に瞳は中心から覆い尽くすように元のエメラルドグリーンの色に変わる様に想像するが…特に違和感はなかった
「(夢は夢か…)」
そう思い、リュートはせめて瞳をどうするか考えていると父クロークスが、「おい!」と行ってきた
「どうしましたか?」
「お前、元に戻ってるぞ!」
「えっ、ほんとですか!?」
「あぁ、鏡を見てみろ」
リュートはクロークスに言われ、急いで鏡の布を取り確認すると
そこには、以前の金髪でエメラルドグリーンの瞳のリュートが鏡に映されていた
「リュート、お前、なにかしたのか?」
「ええ、ただ髪と瞳が元の色に戻っていくのを想像しただけですが」
「それがどう言う物かはしらんが恐らく、それだな」
「僕そう思います。それにこれで学園の件は何とかなりましたし、僕は自身の因子の種と使い方、それとこの髪と瞳の変化を調べたいので、これで失礼します」
「わかった、しばらくこの事は家族にも伏せておこう、それとメイドのマリアには私自身が伝えておく」
「わかりました、一様こちらも見かけたら伝えておきます」
「では、失礼します」といいリュートは父の書斎から出る為、扉に向かいドアノブをつかもうとしたその時
ガチャ、バアンッ
「グハァッ!」
「リューちゃん、いる?!」
そう言い扉を思い切り開けリュートを吹き飛ばし、叫んで入ってきたのは宝石のような赤い髪と目の少女だった