感想
「それで、『スペカ』と『弾幕ごっこ』はどうだった?」
妖夢が持ってきたお茶とお茶菓子を食べながら紫が三人に聞いた。
「あ、それが訪問理由だったのね」
幽々子が友人の訪問の理由に気付き頷く。
「想像したものが反映されるので使いやすいですし威力もある程度押さえられるみたいなので楽ですね」
「性格が出やすいです。妖璃とかすごい分かりやすかったんですよ?」
「それ質問に関係あった?ねぇ?あった?」
姉弟が質問に答える。
「冥界の評価も高いみたいね」
「冥界のってことは、他にも聞いてきたの?」
「ええ。地底の鬼は、自分たちよりも弱い相手でも本気になって戦えそうって嬉しそうにしてたわ」
「高慢ねぇ」
「鬼らしくていいじゃない」
幽々子と紫が楽しそうに話をする。
「地底以外って言うと妖怪の山は、どうでした?」
妖夢が紫に質問する。
「白狼天狗だけである程度の戦闘が出来そうって言ってたけどね?上の老天狗共が、下のものが反乱に使いそうだとか言ってたわ。天魔が喚いていた老害共を黙らしていたけど」
「彼処の老害は、いい加減死ねばいいと思うわ。閻魔も遠慮なく地獄に送れるでしょうに」
「映姫もそう言っていたわ」
「「ですね」」
冥界の人達は、老天狗が嫌いなみたいです。昔何かあったんでしょうか?
「今、思い出しても腹が立つわ!大体、挨拶に行った妖夢と妖璃を襲うって何よ!先に、紫と私が挨拶に行かせるって話を通しておいたでしょうに!」
「そうね。天魔が吹き飛ばさなければ全員『スキマ』で・・・・・!」
「その前に全員、妖夢に峰打ちされてましたけどね」
「妖夢も峰打ち何てしなくても良かったのに」
「いや、挨拶に行った手前一寸斬りにくかったんですよ」
そんなことがあったんですか・・・・・。
あと、紫さん。貴女は、『スキマ』で何をしようとしてたんですか。
「もちろん〔ピーーー〕して《ズキューン》して[ズダダダダダダ]するに決まってるじゃない」
((((;゜Д゜)))
「紫?どうしたの?」
「え?あ、何でもないわ」
地の文に突っ込みなんか入れるからだ。
「あ、四季 映姫様は何て言ってました?」
「映姫は、あのサボり魔に説教以外の説得が出来そうだって言ってたわ」
「映姫もそろそろ、限界だったのかしら?」
「あの子に今度息抜きになるもの送ってあげて。この前、疲れでげっそりしてたの見たから。藍が橙に重ねて見えたみたいで絶叫しながら世話してたから」
「橙ちゃんってそういえば、藍と最初に会ったときとても弱ってたのよね?」
「ええ。身長も同じくらいだしね」
二人が映姫の疲れについて話している間、後ろで
「小野塚 小町さんにまた、言っておきますか?」
「んー。今度は、脅し付きで言っておこう」
「どんな、脅しにするの?やり過ぎると映姫様に被害が」
「近くに魂が来たときに寝ていたら映姫様の声が聞こえる機械を作って貰おう」
「そういえば、この前レコーダーって言う声を録音できる機械を作ったって河童が言ってた」
「それだ!」
こんな、会話が繰り広げられていた。
四季映姫・ヤマザナドゥ
種族 閻魔
能力 白黒はっきりつける程度の能力
説教魔
理屈っぽい
死者を裁いたり説教垂れたり部下を殴ったり弾幕張ったりで知力体力総動員の、日々多忙な人
説教の最初には基本的にはそう、を付ける
小野塚 小町
種族 死神
能力 距離を操る程度の能力
サボり魔
寝てばっかいる
映姫にバレて怒られる(説教されるか殴られる)
誰かと話すときまず脅す悪い癖がある
会話好きな性格ではある
仕事柄、霊の場合が多いため一方的な会話になる(死人に口なし?)