73話 プチプラで詐欺メイク
「はい!主婦ユメカです!今日の生放送はプチプラ化粧品で詐欺メイク動画をやっていくよー!みんなはタレ目と吊り目どっちのメイクを見たいかなー?」
"タレ目"
"吊り目"
「わ、ちょっと待って多い。スタッフさーん。集計お願いしまあす!では集計の間に、はい!じゃじゃん!これは先日作ったメイク用マネキン。」
"マネキン作った?!"
"ちょ、作った?"
"マネキンを作ったというパワーワードww"
"彫刻"
"目がめちゃくちゃ可愛い!"
"彫刻"
"普通のカットマネキンより可愛い"
"サラッとぶっ込んでくる"
"手作りマネキンにまつ毛生えてる謎"
"目、それどうなってる?"
"レジン?"
「目は今回メイク動画だったから、100均のクッションゴムを付けました。マネキンはドール服サイト見てくれてる方は知ってくれてる人多いけど問い合わせ多数だったんですよー。後日制作動画を公開するので楽しみにしててね!はい!集計終了です!タレ目多数で今日はタレ目メイクをやっていくよー!まずは下地からー」
カンペを見ながら言って画面に化粧品を見せながらメイクしていく。私は目線を合わせないでチラ見するのは得意なのだ。ここからはカメラ固定で私の手元を映していく。
自分がお化粧を出来ない時期が長かったけれど、諦めきれなくてメイク動画は結構見ていたから見せ方の要領はわかる。
「せっかくの生配信なのにコメント見れなくてごめんねー。基本的に作業動画だから手元しか見る余裕なくてー。」
木だからテープで引っ張れないので、アイメイクは特に念入りに。
「ちなみに顔だったら、医療用テープとか絆創膏とか活用してこことかここを引っ張って顔変えたりできます。前に知り合いのバイト先に変装して食べに行った事あるよ!声でバレたけどね!」
ポイントを説明しながら影をつけたりハイライト入れて、つけまつ毛も付けて別人顔にしていく。
「はい!完成!プチプラでもちゃんと別人になりました!時間が余ったのでー!ヘアメイクもしていきます!」
さっと簡単にヘアメイクを披露した。
「はい、できました!これで変装もバッチリですよ!」
"すごい!"
"人にメイクしたのも見たい。"
"シリーズ化して"
"マネキンじゃわかんない"
"吊り目もやって"
"男性でもできますか?"
「人にメイクは免許がないからできないの。ごめんね。では今日もご視聴ありがとうございました!これからも面白そうな事を企画してチャレンジしていくので、皆さんチャンネル登録お願いしまっす!ではではさよなら〜」
「お疲れ様ー!」
今日の撮影は初ちゃんである。機材やパソコンの使い方を唯花に教える形になりました。
「お疲れ様でーす!初さんお茶どうぞー」
リビングのテーブルに唯花がお茶とケーキを出す。12センチの小さいホールケーキにはお誕生日おめでとうの文字。
「当日は会えないからね、早めにお祝いさせて!作ったらすぐ渡したくなっちゃったの!」
びっくりしている初ちゃんにプレゼントを手渡す。
「え!ありがとうー!開けるね!」
開けてびっくり、鹿革のマジックバッグだ。
「えーーーー!すごいすごい!これが噂のマジックバッグなんだ…。すごいよ。お話の主人公になった気持ちだよ。」
初ちゃん大喜び。そしてボロボロ泣き始めた。
「唯芽さんこんなに私に良くしてくれるのに、妬んだりきつい事言ってごめんねぇ。」
「私こそ、ずっと隠し事しててごめんね。」
泣くほど喜んでもらえたなら良かった。
「うええ。唯芽さん大好きだよう。」
初ちゃんはピュアでいい子だなぁ。
異世界。
今日は母の為に包丁とまな板を作った。
牛刀、柳刃包丁、出刃包丁。今回は模様を入れない。その代わり、食中毒予防の観点から、浄化を付与する。
まずまな板は普通に木工で作るだけ。鱒の魔石を2枚の木で挟んでくっ付け、素材操作で継ぎ目を分からなくして、食中毒防止浄化を付与した。何故普通の浄化や除菌除虫じゃないかというと、発酵食品の菌まで死滅したら困るからだ。
包丁は聖域産鋼の一体型。こちらは持ち手の中に鱒の魔石を入れて劣化防止と食中毒防止を付与した。前に失敗したから切れ味増加は付与しなかった。
喜んでくれると良いなあ。
もし要らないって言われたら自分で使おう。




