42話 ネイルアートとナチュラルメイク
火曜日
今朝早くに息子が「市場に連れてってもらう!」と出かけた。母とはうまくやってるみたいで何より。
母は私とは違って人の扱いがとてもうまいのである。なにしろこんな変人の極みともいう私を育てたのだ、どんな子でも立派なバイトに育て上げるだろう。息子みたいな賢くて勘が良くて教えやすい子なら多分楽勝だ。
そして!今日からメイク始めました!
いきなり顔が変わるのはおかしいので、最初はごくナチュラルに、だんだん濃くしていくつもりだ。
夫を送り出し、ウキウキ気分でメイクをして、ゴミ出しに行くと川田さんに捕まった……。油断した。
「あらぁ!今日はメイクしてるのねぇ!」
一瞬でバレた。川田さんはたまにしか合わないのに何で私に興味津々なんだろうか。
「アトピーが改善してメイクできる様になったんですよー。」
でも私も嬉しいからついウキウキ反応しちゃう。私はもう川田さんと話すのは平気だ。
そして楽しく雑談してから家へ。
ナチュラルメイクから詐欺メイクまで、あらゆる動画を見た。アラフォーデビューとか恥ずかしいのである。
「あれ、化粧とか珍し。何。心境の変化?」
息子には速攻でバレた。
「アトピーが良くなって、ずっとしたかった事ができる様になったのよ。」
私は思わず素の笑顔になってしまった。
だって、本当に嬉しいのだ。
「そうか、良かったな。母さんはそうやって笑ってる方が良いよ。」
歯を見せて笑うのは下品だからあんまりやっちゃいけないときつくお父さんに言われていたけれど、息子は私が笑うととても喜んでくれたんだ。
その後帰ってきた夫には何も言われなかった。
夫は美容にはめっぽう弱いのだ。
今日は鶏肉のみぞれ和えを作った。
そして、キムチを仕込んだ。
野菜の名前が 聖域の⚪︎⚪︎になっていたが、名前の割にヤバい事もなく、美味しいだけの様だ。
今日は手っ取り早くメイクスキルを得たくて化粧をします!うひょっ!
あんまり美意識は高い方ではなかったのだけれど自分がこんなにもハマるとは。
メイクしては落としての繰り返し。時間はあったからメイクだけではなくて、ネイルにもチャレンジする。エナメルは風乾燥できるし、uvは光魔法で何とでもなりそうだ。落とすのは浄化でも錬金術でも一発だ。
昔買って飽きて放置してあったネイルチップを自分の爪の形にカットして短めにヤスリで整える。ショートネイルというやつだ。
家事に向かなくてなかなか楽しめなかったけれど、ネイルには興味があるのだ。今なら錬金術で簡単に付けたり外したりできるから、家事をしない時だけ楽しめる。
チップにどんどんネイルアートしていく。めっちゃ楽しいよ。ネイルシールも錬成してみた。クリアジェルをベースに一色一色描くたびに硬化するのだ。ひょーたのしーい。
これ売れる!絶対売れる!かわ!激かわ!私メイクよりもこっちの方が才能あるかも……。
きっとネイルアートは異世界では美容じゃなく物作りカテなんだわ…とステータスを開く。
「変装ってなんやねーーん!」
変装 芸術(絵画 デザイン 工芸)というスキルが増えている。
芸術という項目があるのに、歌が無いのが納得いかない。ここでだって鼻歌くらいなら歌っていたはずだ。何故歌スキル生えていない?私は大会で優勝した事もある声なんだぞ?まぐれだがな!
…もしかして…鼻歌じゃだめなのか?
「待って、料理の時はここで全部の作業をしたから覚えた。」
もしかして歌スキルもここで作るから歌うまで全てやらなきゃいけないって事なのかも知れない。
何それハードル高すぎ!
久我 唯芽
名前 久我 唯芽 くが ゆめ
レベル28
HP 972
MP 2608
力 281
体力 486
素早さ 195
器用さ 747
魔力 1304
運 46
常時発動スキル
スキル習得率アップ 気配察知 夜目
任意発動スキル
特殊スキル NEW!
アイテムボックス 鑑定 浄化 調教 テイム 変装
探索系スキル
遠見 千里眼 隠密 索敵
生産系スキル
錬金術(解体 素材操作 調薬 木工 鍛治 服飾 料理
建築 彫金 宝石加工 魔道具作成 地図作成
文書作成 発酵)
農業
芸術系スキルNEW!
美術(絵画 デザイン 工芸)
戦闘系スキル
身体強化 魔力感知 魔力操作 体術 投擲
魔法スキル
土魔法 水魔法 火魔法 風魔法 氷魔法
雷魔法 無魔法 光魔法 闇魔法
治癒魔法 結界魔法 転移魔法
付与魔法 植物魔法 神聖魔法 空間魔法




