103話 高安遥
母の店の新しい従業員が来た!
名前を聞いててっきり女性だと思い込んでたけれど、男性である。
母に頼まれ鑑定したら、器用さは母には及ばないけれど高め。
若いしこれからも伸びそうだし、期待できそうだ。
知り合いのお孫さんらしい。調理師になりたいそうで、実務経験の為少なくとも2年は働いてくれそうだ。年齢は21歳と若い。夜のバイトの子(女の子)が結婚の為今年末には辞めるそうなので、昼夜で入ってくれる事になった。自宅部分には入らない約束らしいのだけれど、一応気をつけて転移しなくては。
一緒に働いた感じは、真面目で働き者。私の指示もしっかり聞いて覚えようとしてくれて明日から任せられそうだ。
人懐っこくて明るい雰囲気。息子とは違うタイプの男前で、女の子に人気が出るかも知れない。
今日のメニューはエビの生春巻きと、ミルフィーユミニカツ、アスパラベーコン、ウッフマヨネーズ、ビーツポテトサラダ、トマトといんげんバジルソースの6種の小さなおかずと、サラダ、パン、スープを盛り付けた彩りワンプレート。女子が好きそうというのと、私の最後の出勤になるから豪華におしゃれを心がけた。デザートは聖域産アーモンドでアーモンドタルト、りんごのコンポートを添えて。
お母さんに言われて、常連の女の子に今日で辞める事を挨拶して回ったら、すごく残念そうにされた。
「もしかしてご自身でパティスリーをされるんですか?開店したら是非行きたいです!」
とか言われたけど、元々手伝いで来てただけなんで開業する予定は無いんですよ〜と言っておいた。
こんなに美味しいのに勿体無いとか言われ物凄く残念そうにされて、最後なら……とデザートの追加注文が相次いだ。お母さんに言われて今日多めに用意してあって良かった。
忙しかったけれど、仕事としての料理は勉強になったし、年下の女の子ばかりで酔っ払いに絡まれなかったから楽しくて、飲食店従業員をする事に対する苦手意識も減り、最終日の今日女の子たちにやめるのを惜しまれた事で少しだけ自信がついた。
お母さんから、後で、これからもスイーツを私に発注すると言われた。追加注文までさせておいてそれとは策士!
異世界。
ココが卵を産んだ!!!でかい!ダチョウの卵より多分でかい!3キロくらいある!
エンペラージャングルフォールの卵
幻の種族と言われる鶏種の最上位の存在エンペラージャングルフォールの卵 非常に滋養に優れている 味は濃厚 至極美味しい。無精卵なので雛が生まれることは無い。
非常にの上は至極だった!
でもココは子供の頃こんなに大きかっただろうか?というか、エンペラーになったから卵が大きいのか?無精卵らしく食べて良いとココがくれたけど、めちゃくちゃでかくて結構硬い!これを割って出てくるならエンペラージャングルフォールのヒナは結構強そうだなと思う。
浄化して穴を開けて中身を出し、白身と黄身に分けて収納した。転移を使えば穴を開けなくても良かったかも。
使う時は一個分黄身が20g白身は30gで混ぜると一個になる。ココの卵は正味1800gあった。えっと36個分かな?多いな。
ダチョウの卵は味が薄いみたいな事をたまに聞くけれど、ココの卵は濃厚らしい。
一つが大きいからゆで卵も目玉焼きもできない。いや、錬金術を使えばできるかも知れない。
記念すべき最初の卵の殻は聖域の拠点で使うランプシェードにした。
ノームさん達が欲しがったので2個目はあげようと思う。貝殻も欲しがっていたし、私は使えないと思っていたものを何かに使っているみたいだ。
ココは珍しい種族の様で、自分が飼う鶏は絶対食べたくないので絶対に増やさないぞと思っていたけれど、番が居ないとちょっと可哀想だなと思う様になってきた。このへんには同じ種はいないみたいで、血統を継げないかも知れないとなると、進化前であるココの親達にも申し訳ない事をしたと思う。ごめんねココちゃん。
高安 遥
レベル1
HP 32
MP 0
力 15
体力 16
素早さ 13
器用さ 21
魔力 0
運 17




