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ピンクに染まったひよこ

作者: 小波

古いドラマだけどネタバレにあたります。


 猫に食べられたら好きじゃなくなったって。

夏祭りの夜店で買った蛍光ピンクに染まったひよこ。可愛いから好きなんだって。血の色されたら興醒めだそうで。


 傷つきすぎてる人にたじろいで逃げる心理、犯罪の傍を通りすがって、助けを呼ぶ傷だらけの人を見て、まるっと全てが犯罪に見えて、被害者が犯人ではないかくらいの恐怖が襲ってきて‥‥‥


 心に何か仕舞っている私が時々物凄く引かれてると感じる‥実際そういう突拍子もなかったり変人すぎたりTPOから大きく外れたり、テンションが高過ぎたり。



ピンク色の体に良くない物質を他の商品のひよこ達と一緒にドバッとかけられた訳じゃないけど。自分のままでは愛されてないからピンク色で売ってるのだし、そのピンクは蛍光色で自然界に存在しなさそうな色だし。生きたぬいぐるみと言った感じ。ぬいぐるみが血を流して倒れてたらそりゃあ血の気が引くだろう。


黄色のままでもきっと可愛かったんでしょうね。

猫からしたらそんな色でも美味しい獲物でしたね。


ピンクのひよこはだいぶ昔にドラマの中で深田恭子ちゃんが言っていた話だ。野島伸司脚本ストロベリーオンザショートケーキ。どんな話だったかより、あの頃野島伸司は要所でヒロインに鼻血出させてたな、とか。ピンクひよこの話は納得がいかなかったな、親のセックス並んで覗き見する家族になったばかりの兄弟って、いるかなぁ?とか。

きっとちゃんと見返せば繋がりがある会話なのだろう。

残念そこは思い出せない。



このドラマが気になって個人ブログやコラムを読んできました。テーマには片思い、恋や生き方に対する積極性と非積極性について。それは登場人物の好んで使う色にはっきり現れているとのこと。だったら人工的なピンク色は?ギャルのメイクみたいな気もする。自分に足したいきれいなピンク、ピンクに憧れるけれどピンク亡き後はいのちの赤が飛び出して来ます。ドラマでは積極性を赤、真逆を青で表していました。深田さんが好きなのは赤です。可愛いままでは誤魔化しきれない欲望、その欲が性とは限らないが思春期を取り扱ったドラマなのでその辺りで腑に落とせそうです。




人工色に憧れても隠し通せない私。恐怖に潜む血の色は赤く。ごく普通の暮らしに命を持ち出すと緊張が走る。


同居しろと言われても清潔が過ぎる暮らしの中で野生はなかなか見つけにくい。

くどくなってしまいますが、ここに父親の葬式をした後に緊張で眠れなくなった私の謎が解けそうです。棺ごと焼却される、淡々とその門は閉じられる。親戚にお茶を注いでいるうちに準備が整い、お箸でお骨を拾う‥一連の日本の方法が私をおかしなテンションにさせてしまいました。




だからドラマに戻します。窪塚洋介君は赤、滝沢秀明さんは青、深田恭子さんは赤、内山理名さんは青を演じました。もうひとりいるんです。教師の石田ゆりこさんは何色を着ていたのでしょうか?彼女だけ大人です。だったらオブラートを含んだ優しい色を着ていそうですよね。

書くにあたって読んだコラムを追ってここに載せます。

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