表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
B_D7 浪瀬智也の物語  作者: 弥吉
2/4

第二話

ああ、全てを思い出した。俺は、殺し屋・・・。井尾を殺すために雫高校に転校したんや。依頼人から聞いた話やと井尾はクソみたいな人間やと俺は思った。でも、違った。実際話してみたら、超いいやつで・・・。俺は井尾を殺したくなくて、自分は殺し屋やという記憶を無意識に消したんや。でも今、この紙を見て全部思い出した。どうしても俺は井尾を殺さなあかんのか?駄目や俺は、井尾を殺したくない。でも殺さな俺の母さんは・・・。くっそ!もうこうなったら全部終わらしてやる!!銃はここに入ってたはず。い、井尾・・・ごめん、ごめん!!!!本当にごめん!!!お、俺は今からお前を・・・。

>>>2022年9月9日

「お、お前が転校生?名前はなんやっけw忘れてもうたわ!」

「あ、浪瀬智也です。よ、よろしくお願いいたします・・・。」

「同級生やから敬語使わんくていいで!智也、俺は伊達井尾っていうねん。井尾って呼んでや!」

井尾?こいつが次のターゲット?自ら喋りかけてくるんラッキーやなぁ。こいつと仲良くなるふりして隙を狙って殺すか。こんなクソみたいな人間が良い人のふりして生きてるって思ったらぞっとするわ。

「い、井尾君よろしくね!」

「おう!よろしく智也!」

>>>2022年10月3日

「浪瀬ってさ、根暗だし、井尾君以外と喋ってる所見たことないし、井尾君以外に友達居るの?って感じwwまあ陰キャだからしょうがないかwいやそもそも伊達、浪瀬の事友達って思ってなさそーw」

「ほんとそれな~ww」

「綾見、浪瀬に聞こえるよ!!」

「えー、大丈夫でしょー!!」

聞こえてるわ・・・。まあどうでもいいんやけど。そもそも井尾と俺友達じゃないし、井尾はもうすぐ俺が殺すし。あーいう陽キャ苦手やわ。せめて聞こえない所で

「あーやーみぃぃ!!!」バコッ

 !?

「お前ほんま許さんぞ!俺はなぁ、友達の事悪く言って傷つける奴めっちゃ嫌いやねん!!!」

「痛い!!何すんのよ伊達!ちょーっとからかっただけじゃない!伊達に殴られたって、

先生に言ってくるからぁ!」

「あーどうぞ!!お好きに」

・・・。井尾お前ほんとに馬鹿なんか?そんな事くらいで、クラスの女子に殴ったってなったら人間関係と先生達からの信頼関係終わるで?

「伊達あんた最低!!綾見に謝ってよ!先に手出して来たのそっちでしょ?」

「あーやまれ!あーやまれ!あーやまれ!あーやまれ!あーやまれ!」

あー、ほら、謝れコールが・・・。

「智也の悪口言ってきたん、そっちやろが!!!ふざけんな」

万が一井尾が退学とかなったら困るなぁ、ちょっと口挟んで穏便に終われんかな。

「井尾、俺はそんなん大丈夫やから。それに一応手出したんは井尾の方やから・・・。冷静に考えてみて。あと、万が一井尾が退学になったりしたら、俺が困るわ(殺しにくくなる)」

「・・・。あ、綾見。殴って悪かったな。でも二度と智也の悪口言わんといてや、許さんからな!!」

「あっそ」


「井尾、なんでさっき綾見殴ったん?俺が悪口言われたくらいで?」

「そらー友達の悪口言われたら腹立つわ。まあもう一個理由あるんやけどな。」

「もう一個?」

「俺、昔いじめられてたんや。俺、こんな性格やから、目立って。」

こいついじめられとったんか。

「智也と、昔の自分重なって無性にイライラしたんや。たかが悪口って思うかもしれんけど、それがヒートアップしたらいじめにつながるから智也に、それを体験して欲しくなかって殴ってしもったんや。」

「そんな過去が・・・。なんか聞いて悪かったな。でも人殴ったりしたら、そのいじめてたやつと同レべなるやろ?次からは冷静になって考えてや。」

何人か殺してる俺はそんな事言える立場じゃないけどな

「智也ぁ、ごめんな。次からは冷静なるわ!良いこと言うやん!」

それより謎やな。最初依頼人から聞いた時はクソ人間やと思ったけど、実はそんな事ないんちゃう?

井尾を一か月観察しとったけど、善人の塊みたいな・・・。待て、待て。惑わされるな。

この頃から智也は井尾は良い奴なのでは?と思い始めてたのである。

>>>2023年4月12日

俺は今からお前を・・・。ああ、やめろ。やめてくれ!!楽しい思い出を思い返すんじゃねえよ!!

智也は銃のセーフティを外す。あとは井尾を呼ぶだけや・・・。あと念の為、銃を隠して、笑顔で。

「井尾ー!!!ちょっと来てー!」

バタンッ

井尾が来た?

「智也君ちょっと待ってね!今すぐ井尾君を呼んでくるね!」

あ、宮野先生・・・。銃を隠しといて正解やったわ。

「ありがとうございます。」

バタバタッ

「おー、智也!結構顔色良くなったな!あと今ちょうど帰りのHR終わったで」

「うん、だいぶ元気なったから一緒に帰ろう!」

「りょーかい!」

「あ、ちょっと寄りたい所あるから付いて来て?」

「ええでー!」

>>>1時間後

よし、人が多い場所から離れた。鞄の中に銃も入れたの確かめた・・・。

「智也、なんなんこの暗い場所?どこ行くん?」

「ここ」

「どゆこと?」

「井尾、今まで、ありがとうな!そして、本当に本当にごめんなさいっ!!!でも、俺はやらなきゃ」

「は?え?」

「なんか言いたいことある?」

「と、智也・・・????」

バンッ


・・・・・・。


「と・・・。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ