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君を守るのが俺の使命・・・・・・2度は繰り返さない  作者: kana


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ボイル子爵は知らない。

愛する者が増える度に幸せも増えることを知らない。

妻しか愛せないなど寂しすぎる。



俺はボイル子爵とは違う。








「と~しゃま~」


「ん?なんだい?ルーチェ」


学院を卒業してから次期公爵としての執務を与えられ、キリのいい所でちょっとした休憩をしていると母上に連れられて部屋にトコトコと入ってきた我が娘。


見ればわかる。抱っこの催促だな。

すぐに抱き上げてやる。小さい手を精一杯伸ばすもうすぐ3歳になる愛しくて可愛い我が娘ルーチェ。髪色は俺と同じ銀髪だがそれ以外はミラの幼い頃とそっくりだ。


我が公爵家で父上や母上だけでなく、ローガンやセナたち騎士団の者も、使用人も子供達に抱っこをせがまれて断れる者はいない。

いや、違うか。


「抱き癖がつくってよく聞くけれど子供の成長は早いのよ。いつまで抱けるか分からないのだから、出来る限り抱いてあげたいの。そのうち抱きたくても抱けなくなるのだから」


ミラのその意見に公爵家全体が同意した。

特にそれまで遠慮をしていたセナは喜んだ。


『私は小さいからね~。抱っこが出来なくなるのも早いと思うんだよね~』なんて言ってたな。


「か~しゃまどこ~」


「ん~母様は・・・ほら!」


庭園を5歳のレグルスがすました顔でお腹の大きなミラをエスコートしている。


「ふふふっ、レグはデュークのミニチュア版ね」


「みーちゅ?」


「そう、ルーチェのお兄様は父様とそっくりでしょう?ミラちゃんから離れないところもそっくり」


「そっくり~」


そうなんだ。しかも俺と同じで母親のミラが大好きなんだ。

まあ俺は大人だからな、昼間はレグルスに譲ってやるが、夜だけは我が子とはいえ邪魔はさせない。


結婚して7年。

いまだに俺たちはラブラブだ。

今はミラが妊娠中で無理だが・・・代わりに毎日お腹の子に話し掛け、抱きしめて寝ている。もちろん俺の手はお腹の子に当てて・・・


ミラは毎日俺にお礼を言ってくれる。


『ありがとうデューク。私、今日も幸せだよ。』って・・・だから俺もありがとうと、幸せだとちゃんと言葉にして返す。


子供たちは可愛い。

目に入れても痛くないほど愛している。

元気でさえいてくれればヤンチャでもいいと思っている。




ライラ叔母上には感謝してもしきれない。

俺は・・・俺たちは幸せだ。

あとひと月もすれば3人目の子供が生まれる。

男でも女でもどちらでもいい。

さらに我が家は賑やかになるんだろうな。楽しみだな。



ライラ叔母上、俺はこれからも誓いを守るよ。


ミラを、子供たちを守り続けるよ。


たとえ死んでもライラ叔母上のように見守り続けるつもりだよ。


『ありがとう。後はお願いね』


そんな声が聞こえてきそうだ。


おう!任せてくれ!

それが、俺の使命だからな・・・



~完~











これで完結となります。


最後までお付き合い下さりありがとうございました。

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