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君を守るのが俺の使命・・・・・・2度は繰り返さない  作者: kana


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3

騎士の調査の結果。


後妻を迎えてからミラの部屋をエルザに与え、あの小屋に押し込んだこと。


(その時ミラはまだ6歳だろ!)


父親は我関せず。


厳しい家庭教師を付けて、朝から晩まで机に向かわせていたこと。


俺たち家族がミラに宛てた手紙は義母が全て処分していたこと。


(俺たちにはミラが体調を崩し領地で静養していると伝えられていた)


厳しい家庭教師が体罰を与えていると知った義母は告げ口を一切しないミラにこれ幸いと暴力を振るうようになったそうだ。


義母が義娘のミラに虐待を行いだしたのを見かねて庇う使用人はすべて解雇し、反対にミラの虐待に見て見ぬふりをする者。虐待に手を貸す者だけが残った。


それが何年も続き、邸でミラの声を聞くことがなくなった頃に、王家からミラをオズワルドの婚約者にと打診があった。

この時ミラは9歳。


ボイル侯爵と義母は義娘のエルザを薦めたが、何処の馬の骨とも分からない男の娘を王家に迎えるはずもなく、結果ミラとオズワルドの婚約が結ばれた。


ずっと会えないままミラを思い続けていた俺は泣いたね。

従兄弟のオズワルドは少し傲慢なところはあるが、それでも王家に嫁げばミラが幸せになれると信じて身を引いた。

その代わり側でずっと見守ろうと、体を鍛え、剣術を習い、勉学に励んだ。


ミラが学院に入学して王子妃教育の為、王城に通うようになると、余程自分の娘が選ばれなかったことに腹を立てたのかミラへの虐待にムチが使われるようになったと。


最後、医師の診察で発覚するまでボイル侯爵家の人間以外でミラの身体に傷跡があることを知る者はいなかったと。


俺は15歳で隣国に留学した。

ここに残ればミラが1年遅れて入学する時に会えることは分かっていたが、ミラがオズワルドに嫁いだ時には必ず守れるような力を付けたかったからだ。


ミラは学院に入学する頃には、ボイル侯爵家で話すことも、笑うことも、泣くこともなく、貼り付けた笑みを浮かべるだけの人形になってしまっていたと・・・


ミラが15歳、同じ歳のエルザも学院に通うようになった。


天真爛漫で、愛想も良く、無邪気なエルザは異性の男たちの目を惹き付けたらしい。


(俺にはあの女のどこがいいのか分からないが)


いつもチヤホヤされ、困った時には甘えて助けてもらう。

本来なら周りの令嬢からは嫌われるはずなのだが・・・エルザにはマリアという、伯爵家の令嬢が親友になったことで何故か悪意がすべてミラに向かう事になったそうだ。


それが面白かったのか侯爵家でエルザが『何もしていないのに、敵意や悪意を向かられるのって辛い?それとも悲しいの?・・・何とか言いなさいよ!』とミラを何度も蹴るところを目撃されている。


ミラをさらに苦しめようと、オズワルドに近付き

あわよくば婚約者の立場を奪おうとするエルザに、その母親までが一緒になって画策していた証言も取れた。


ボイル侯爵は見て見ぬふり。

妻と義娘が実娘に暴力を振るおうが、婚約者を寝取る相談をしていようが我関せずだったようだ。




ボイル侯爵家の中身は分かった。




次はオズワルドだ・・・






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