表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
61/123

20.スポーツ大会①

たいっへん申し訳ありません_(..)_

投稿予約の日付が明日になっておりました(TT)



私の誕生日の翌々日、私の高校ではスポーツ大会が開催されていた。


1日目の今日、私が参加する種目はサッカー、二人三脚・三人四脚の2種目。


自分の試合がない空いてる時間には、その時間に試合をしている他の種目のクラスメイトの応援をしに行く予定。

そして、今いるのはまだ人もまばらな朝の教室。

人はまばらだけど、普段の同じ時間と比べると多いみたい。


「前から見て高さ大丈夫そ?」


「バッチリバッチリ!」


「うん。すごくいい感じだと思う」


「あはは、どうなってるんだろう。気になるな~」


早めに登校しているのはほとんどが女の子で、何故いつもより早く登校している子が多いかというと、髪の毛の結び合いをするため。


私と結華ちゃんも晴海ちゃんに髪を結ってもらうことになっていたから、この時間に晴海ちゃんに髪をやってもらう。

今は結華ちゃんがやってもらっているのを見ているんだけど、人の髪の毛が結われていく様子を見るのも面白い。


晴海ちゃんはとても器用で、丁寧に素早く結華ちゃんの髪を結っていく。


全員の髪を学校で結ぶとなると時間が厳しくなってしまうから、晴海ちゃんは自分のお家で、加奈ちゃんも学校に来る前に結んできてくれたみたい。

加奈ちゃんは、晴海ちゃんが加奈ちゃんのお家まで起こしに行った時にやってもらったんだって。


二人とも普段とは違う雰囲気で、見慣れていないからかなんだか不思議な感じがする。



「──よしっ!こんな感じでどう?」


結華ちゃんの髪の毛が結び終わったみたい。

スポーツ大会で私たちがする髪型はツインテールで、加奈ちゃんが用意してくれた色違いのリボンを結ぶ。

リボンの色は加奈ちゃんが黄色、晴海ちゃんがオレンジ、結華ちゃんが黄緑で、私は水色。色は4色とも淡くて優しい感じ。


……この後私も髪を結んでもらうけど、私は今までに二つ結びにしたことがないから少し緊張する。



「じゃあ次は咲空ちゃん! 座って座って!」


「う、うん」


「あっ、痛かったりしたら言ってね」


晴海ちゃんはそう言って私の髪に櫛を入れていく。


「──ヤバッ! 咲空ちゃんの髪の毛めちゃくちゃさらさらしてる!」


「そう?」


「うん。ずっと触ってたくなる感じ!」


「ふふっ、ありがとう」


昔はとても痛んでいて枝毛が多かった髪だけど、今はすっかりよくなった。これも桃さんと葵そんのお陰だな。


晴海ちゃんは話しながらもどんどん髪を編み込んでいって、片側を結び終わっていた。そして、同じ位置になるように気を付けながら反対側も結んでいく。



「──さ! これでど? 動きにくくない?」


「うん、大丈夫。ありがとう」


軽く頭を振るようにしな動かしてみるけど、動きにくさのようなものは感じない。普段しない髪型だから違和感はあるけど、今日私が参加するサッカーと二人三脚・三人四脚でも問題なく動けそう。


「咲空ちゃん似合ってる!」


「咲空ちゃんが髪を縛ってるのってなんかレアじゃない?」


「ツインテールなんてレア中のレアでしょ!」


……言われてみれば、お母さんから顔を出さないようにと言われていた去年までは言わずもがな、桃さんと葵さんに髪の毛を整えてもらってからも普段は髪を下ろしている。

前髪を切ったから顔は見えるようになったけど、後ろの髪は今でも何もせずに流している。あ、体育の時は後ろの低い所で一本に結ぶけど。


正直言ってしまうと、髪を結んでいないと前に垂れてきてしまって邪魔だと感じることもある。だけどなんて言うんだろう……顔の横に髪がないと落ち着かないというか、ソワソワしてしまう。


最近になって気が付いたんだけど、私はうつむくのが癖になってしまっているみたいで、基本的に横の髪が顔の方に垂れている。

その癖のせいか、横の髪がなくて視界が開けているという状態に慣れていないみたい。


「後はリボンだね。────できた!」


「ふふっ、お揃いだ~」


「普段は学校でリボンなんて付けられないから、なんだか新鮮だね」


「ね」


みんなでお揃いの髪型をして色違いのリボンを付ける……スポーツ大会はまだ始まっていないのに気持ち的にはすっかり満たされたような感じがしてしまう。


「写真撮らない?」


「撮る~!」




「──じゃあ撮るよ~……はい!」






* * *






私達のクラスはサッカーは一回戦を突破して二回戦に突入した。

他の種目のみんなも頑張ってるみたいで、6種目中4種目が二回戦に進んでいる。


私達3年生……特に運動部だった人達は部活を引退してから運動量が減ってしまっているから、現役で毎日部活に励んでいる下級生には結構苦戦しているらしい。

私は元々部活に入っていなかったから運動量には変化がないし、体力がないわけではないと思うけど、激しい運動は得意じゃない。その分パスを繋げるように頑張っている。

サッカーはずっと走っているわけじゃなくてアップダウンがあるから一試合やっただけでも疲労感がすごい。スポーツ大会のルールだから時間は前半後半を合わせて20分なんだけど……


……走りながらボールを蹴ると、走る速さが落ちてしまうからドリブルは苦手。ボールを見ずに前を向いて走るということができないし……

私がドリブルをしていたら相手チームにボールを取られてしまうと思う。

だけどボールを運べない分、パスを受けやすい場所にいることを心がけている。……パスがきてもすぐに別の人に回してしまうけど……



「よしっ!2回戦も頑張ろう!」


「うん!」


サッカーには愛莉ちゃんも出ているんだけど、とても頼りになる。私達のクラスの得点はほとんど愛莉ちゃんが決めてくれている。

愛莉ちゃん……山瀬さんとは一昨日の話の中で「『愛莉ちゃん』『咲空ちゃん』と呼び合おう」ということになった。

名前で呼び合える友達が増えるのは嬉しい。


さぁ、私達のクラスはどこまで勝ち進めるか……

みんなと協力して優勝を目指したい。



















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ