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大好きな君に伝われ [完]  作者: 桜川椿
4/7

「ただいま」


「ただいま~菜々美ママ」


リビングに入ると、紘くん一家は当然だけど何故か私の家族も勢揃いしていた。


「ママにパパ、それにお兄ちゃんまで。なんで皆集まってるの?」


「優希に紘おかえり。雪翔が何か面白いもの見れるって聞いたからお邪魔してる」


雪兄と私のお兄ちゃん春希(はるき)は同じ歳で同じ大学に通ってる。2人ともすごく仲が良い。


面白いものって、例のDVDの事だよね?

それしか思い浮かばないしね。


「まさか・・・アレをみんなで見るつもりなのか?」


「たぶんね」


あのぉ・・・さすがに全員に見られるのは私でも恥ずかしいんだけど・・・。


「ふふっ。じゃあみんな揃ったし上映会はじめましょ♪」


「母さんやめてくれ!」と言う紘くんの声は無視された。


そして、プロジェクターを通して大きいスクリーンに幼い頃の私と紘くんが映し出された・・・。



二人は仲良く遊んでいる。


そして例のシーンが流れた・・・。


「優希ちゃん大好き❤僕と結婚して下さい」


「私も紘くん大好き❤うん、優希を紘くんのお嫁さんにして」


「ありがとう。約束だよ優希ちゃん」と頬にキスした。


「うん、約束ね」と紘くんの頬にお返しのキスをした。



うん、可愛いけど恥ずかしすぎる~。


「もういいだろ」と菜々美ママから無理矢理リモコンを奪ってプロジェクターを停止した。


「うんもう、まだ続きあるのに・・・。でも可愛かったでしょう?それにちゃんと証拠もあったでしょ?」


「うっ!子供の頃の話だろ」


やっぱり紘くんは私と結婚するのは嫌なんだ。

私は紘くんにプロポーズされた時から、ずっと紘くんと結婚するんだと思っていた。たとえ子供の頃の約束だったとしても、そう思っていたのに・・・。


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