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第3話 守の過去①

僕の家はお世辞にも裕福とは言えない様な家だった。



僕の父親はドラマやアニメ、漫画で出てくるような暴力男だった。



母の稼ぎで飲んだくれ、ギャンブルにまで手を出し外れた腹いせと酒の酔いに任せて僕に暴力を振るった。



誰も止めてくれはしなかった。




母も





先生も





誰も、僕を助けてはくれなかった。




ある雪の日、とうとう母親に手を引かれ孤児院の前に置き去りにされた。


凍りつくような寒さの中シャツと短パンで置いていかれた……いや、捨てられた。


家から出る寸前まで暴力を振るわれた僕の体では走って母親を追いかけることは出来なかった。


冷たく凍りそうな気温の中、愚かな僕は母親を待ち続けた。


孤児院の前で待ち続けた。


だけど、迎えには来なかった。


その後は孤児院で暮らして今に至ると言うわけだけど…まぁ、他のいざこざはまた別の機会に話そっかな?


「二つ目の条件はなんですか?」

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