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ステータスを見ています(2)

スキルは地球での生活が基本になってるっぽいな。

小林と工場長は、明らかに仕事内容に影響を受けたスキル設定になっている。

つーか工場長の筋力がヤバイ。

50ってどんな腕力だよ。

自由に錬金できるってあるけど、腕力で捻じ曲げる意味ではないと思いたい。

さすがにオリハルコンをぐにゃぐにゃ素手で曲げる人間とか怖すぎる。


「若手はどんどん前に出るべきだと思うがな、俺は」


経理部長が筋力1の腕を組みながら言う。


「まあまあ、適材適所がありますから。僕も前線には出れそうにないですので、後方部隊ですかね」


そういう人事部長だけど、ぶっちゃけ物理系ステータスは俺と大差ない。

というより、物理系以外が高すぎてやばい。

知力50が燦然と輝いている。スキル:魅了と相まって怖すぎるぞ。

自分も気付かない間に魅了されていいように使われそうだ。


「……何か?」


じーっと見ていたら目が合ってしまった。

慌てて目を逸らしたけど、心を読まれた気がする。

マジで怖い。


「三田さんのスキル、便利そうですね!」


慌てて話を逸らす。


「そうねえ~~~これでまた面白い話も聞けそうだし、便利な力だわ!」


千里眼は冗談抜きで強い。

異世界での生活はたいてい、あそこのギルドが強いとか、あそこの姫がこんなものを欲しがってるとか、自分の価値を高めるのに有力な情報を集めるところから始まる。

情報戦には最適なスキルだ。

しかも俊敏50。

尾行盗聴お手の物。

これで歴代最強のお局が史上最強の家政婦に昇格してしまった。

この世にまた一人、こうして化け物が誕生するのであった……


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