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自己中彼氏と怠惰な彼女  作者: たくワン
1/1

時間はお金で買えるんです。

学生の僕と、社会人の君。を短編小説で投稿したところ、予想以上に好評だったので、連載という形になりました! タイトル変更してます。

ー 21時5分 ー


[バイト終わった!]


[私も!]


[あれ、23時半までじゃ?]


[今日は早上り♪」


[やったな、お疲れ様」


[うん、そっちもね!]


お疲れ様って言い合って、

せーの!って、同じタイミングでお風呂に行って、

通話しながら寝落ちする。


お互いがバイトの時は、いつもこんな感じだった。


今日もそうなるはずだった。



[ねぇ今から会お?]



突然の、彼女からの一言。



[え?]


[あかん?]


[いいよ!]


[やった!]


[どうやって会う? ルーラ?]


[22時半になるけど大丈夫?]


[え、あ、冗談やよ]


[なんだ]


[え、あ、、うんと、ルーラ使っても..ええんやで!]



分かりやすい彼女だなぁ。


返信を打ちながら、

僕はもう家を出る準備をしていた。




実は何ヶ月も前に、

夜中の1時に彼女が会いに来たことがあった。


往復で約1200円は安くないお金で、

僕は次の日も学校で、彼女も9時から仕事だった。


だから、少し怒ってしまった。


明日も学校なんだ、お金も高いんだ!

っていう僕の一方的な気持ちと、


少しでいいから、会いたいんだ!

っていう彼女の気持ち。


その時は分からなかった答えを、

数日後に知ることになる。


僕がバイトで失敗ばかりして、

怒られて、疲れて、イライラして、


今すぐ彼女に会いたくなった時があった。


結局その日は会えることになったけど、

あの時、彼女もこんな気持ちだったんだなぁって思った。


だから、会いたい気持ちは裏切らないって、

そう決めていた。



[ご飯まだやねん、歯磨きも、あとお風呂! 付き合ってな]


[ううう...]



それから間ち合わせの駅で会ったのは、

10時を少し過ぎだ頃だった。


言葉もなく、ぎゅってした。



「やば、ちょー幸せや」



その一言で、僕も幸せだった。


近くのハンバーガー屋さんで、

今日あったことを話しながらご飯した。


その後は帰って一緒にお風呂して、少しテレビ見て、


お互いに向き合って、

夜中の1時過ぎに、手を繋いで横になる。



「今日...会えるなんて思ってなかったよ」



ボソッとこぼす彼女の言葉。



「うん」



来てよかった。





ジリリリリ!!


朝の5時半に鳴るアラーム。


鬼だああああwww


基本は一話完結です。 不定期更新ですが、一ヶ月に一回は必ず投稿します!

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