時間はお金で買えるんです。
学生の僕と、社会人の君。を短編小説で投稿したところ、予想以上に好評だったので、連載という形になりました! タイトル変更してます。
ー 21時5分 ー
[バイト終わった!]
[私も!]
[あれ、23時半までじゃ?]
[今日は早上り♪」
[やったな、お疲れ様」
[うん、そっちもね!]
お疲れ様って言い合って、
せーの!って、同じタイミングでお風呂に行って、
通話しながら寝落ちする。
お互いがバイトの時は、いつもこんな感じだった。
今日もそうなるはずだった。
[ねぇ今から会お?]
突然の、彼女からの一言。
[え?]
[あかん?]
[いいよ!]
[やった!]
[どうやって会う? ルーラ?]
[22時半になるけど大丈夫?]
[え、あ、冗談やよ]
[なんだ]
[え、あ、、うんと、ルーラ使っても..ええんやで!]
分かりやすい彼女だなぁ。
返信を打ちながら、
僕はもう家を出る準備をしていた。
実は何ヶ月も前に、
夜中の1時に彼女が会いに来たことがあった。
往復で約1200円は安くないお金で、
僕は次の日も学校で、彼女も9時から仕事だった。
だから、少し怒ってしまった。
明日も学校なんだ、お金も高いんだ!
っていう僕の一方的な気持ちと、
少しでいいから、会いたいんだ!
っていう彼女の気持ち。
その時は分からなかった答えを、
数日後に知ることになる。
僕がバイトで失敗ばかりして、
怒られて、疲れて、イライラして、
今すぐ彼女に会いたくなった時があった。
結局その日は会えることになったけど、
あの時、彼女もこんな気持ちだったんだなぁって思った。
だから、会いたい気持ちは裏切らないって、
そう決めていた。
[ご飯まだやねん、歯磨きも、あとお風呂! 付き合ってな]
[ううう...]
それから間ち合わせの駅で会ったのは、
10時を少し過ぎだ頃だった。
言葉もなく、ぎゅってした。
「やば、ちょー幸せや」
その一言で、僕も幸せだった。
近くのハンバーガー屋さんで、
今日あったことを話しながらご飯した。
その後は帰って一緒にお風呂して、少しテレビ見て、
お互いに向き合って、
夜中の1時過ぎに、手を繋いで横になる。
「今日...会えるなんて思ってなかったよ」
ボソッとこぼす彼女の言葉。
「うん」
来てよかった。
ジリリリリ!!
朝の5時半に鳴るアラーム。
鬼だああああwww
基本は一話完結です。 不定期更新ですが、一ヶ月に一回は必ず投稿します!




