[エッセイ]カレー
昨日のお昼のおはなし。
ずっと気になっていた
名駅地下のカレー屋さんに行きました。
(会社から徒歩15分くらい)
カレー屋さんに限らず、どのお店でも
■大衆向け
■ニッチ向け
に分かれると思うのだけれど、
今回はニッチ層向けでした。
ニッチ向けは
■陽気な外人が対応
■アンニュイな日本人が対応
の2パターンに分かれると思うのだけれど、
今回はアンニュイな日本人の方でした。
ああいう人たちの
自分の規則に乗っ取って健全に
物事を成し遂げる力というのが
すごいなあと感じている。
注文して20秒ほどで出てくるカレーとか
なぜか私たちと一緒にカレーを食べているとか(お昼の時間だったからでしょうか)
よくよく考えると、不自然なことを
これが自然なのかなと思わせるくらいあまりにもしれっと行うので
彼女の世界に完全に持っていかれたのですよ。
20秒でカレーが出るのは早すぎるとか
お客さんの前でカレーを食べるのは気が引けるとかいう躊躇なくして
自分の思い描く常識で動くこと。
さらにポイントなのが
自分の常識を見せつけ、目立ってやろうという他者に依存した視点ではなく
あくまで「別に気づかなくていいですよ、でも私はこれが基準なので
これで行わせていただきますね」というしれっと感。
これらが、自分の世界へ人を自然に迷い込ませるコツだと思いました。
自分の基準を、他者関係なくしれっと行える人は
時と場合によって、とても素敵だね。
おしまい