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恋愛詩集  作者: 天草 純
7/7

 残虐恋


 恋に破れた女の子の残酷詩。


  残虐恋



 「すき」 「ごめん、この子と付き合ってる」


  私をふった大好きな人。




 認めない、認めない、



 体が、頭が、言う事きかない。



 輝く刃を女の体へ、勢いよく、


  かばった大好きな人に突き刺す。


 ここはどこ?四角い部屋の中。


 悪いことしてないのに、おりの中。


 大好きな人は私といるべき。


 正しいことしただけ。



 数年たって、聞いたよ。


 赤ちゃんできて、結婚したんだってね、


 この地球のどこかにいるあなたを、


 必ず見つけて、私と二人で暮らそうね。


 奪いに行く。必ず。




  数年後、みつけたあなたは、




     わたしのもの。





 怖いですよね。すみません。

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