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能力任せは嫌なのでいったん封印します  作者: 怠家 太陽


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1/1

切り札は然るべき時まで

現在。薬草採取の帰り。

ガイナウルフの群れが俺の真後ろを走っている。

そう、危機的状況である。


    (はあっ…はあっ…嫌だーーー!!!)


採取した薬草が入った袋を片手に森の木々を躱しながら撒こうとしてるけど、なんなら距離が詰まっている。ああ…あんなことしなければな…と思う。


昔、自分の固有スキルを封印してしまったのである。どうやってしたかまでは覚えていない。記憶も一緒に封印してしまったのでは?と惨劇を見ていた母は言っていた。理由もわからないし、本当に馬鹿だったのだろう。その結果が現状である。


(帰るんだ!もうそろそろ宿に着くはず…それまでは!)


ウォールロック! 監獄障壁 M P残り 0025


ウォールロック! 監獄障壁 MP残り 0017


ウォールロック! 監獄障壁 MP残り 0009


ウォールロック! 監獄障壁 MP残り 0001


(MPが底を尽きる…でも一匹なら!)


ナイフを片手に振り向く。牙を見る。前を向く。


(やっぱ無理ィーーーー!!!!)


いや、でも見えたぞ!マイホ〜〜ム!

ガチガチとえげつない音が後ろで聞こえるが、走り切るっ!


どりゃーーーー!!!!!


ん?やばい!ブレーキがっ!!!


また別のえげつない音が鳴る。痛み付きだ。


(いてぇ…でもあいつは流石に入れねーだろ…)

この宿(ギルドと契約してるらしく冒険者は割引されて助かってる)には上位防御魔法の魔法陣を刻んだ魔法石板を地中に埋め込んでる…らしい。球状に障壁ができるためもちろん全方向から守られている。


いつかは俺ももどるかな…スキル…

依頼の薬草は無事だったが治療するなら全部パーになりそうだ…


今日は…寝るか…


封印、瓦解、分散、収束、地獄、精神、衝動、惨劇、破壊、永劫、螺旋、循環、遡行、暴走、称賛、否定


20の至り、過去の罪、裏の裏、青の鼓動


詠唱召喚 旅人...


Lv.999  ステータス


名前 □□□□□□


プレイ時間 : 9999時間

ここまで読んでくれてありがとうございます!もしよければなんですけど…また次回も見に来てください!

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