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制御出来ない時間

作者: 豊田直輝
掲載日:2026/05/15

心の中で何かうごめくものを感じる。

それは自分でも何であるのかよく分からないまま日々を過ごしていたのだけれど

自分ではないような生き物の感情である感じがしていたんだ。

自分の身体と心なのに別の生き物が同居しているような感覚と言った方が適切であろうか。

私が私のものでない

この環境は私にとっては全く喜べない。

友人に恐る恐る打ち明けてみたら

「人生を二重に楽しめてよかったね」

と適切なのかどうなのか分からないコメントを投げやりに貰った。

みんな私の事は私ほどに深く考えてくれないものだ。

私を別のものに制御される。

角度を変えて考えるのなら支配されているということであり

支配権がどちらにあるかと言う事である。

コンビニでサラダチキンを見ていたら急に眩暈がして記憶が消えた。

その後の事は全然覚えていないのだけど

意識が戻ったら病室に寝ていた。

医師によると私はかなりコンビニで暴れたらしい。

狂人のようであったと報告を受けている。

その意見を聞いて私は再び意識を失った。

気づいたら海の浜辺にいたんだ。

私が私でない時間が挟まれている。

明日、精神科に行くしか道はない。

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