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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

会いに行くから待ってて

作者: manzyuu

私は独身で会社員をしています。毎日を働く帰る食べる寝ると言うローテーションをするだけの毎日。そんなつらい日々を過ごしていた私に未来を、希望を与えてくれた人がいた。北野廉くんと言う後輩。その子は皆には普通の態度だけど、私には結構贔屓して対応しているように見えるの。ってことは、、!ってので気づいていつの間にか彼を意識していたの。最近はとうとう夢の中に出てきて大好きって言ってくれたの!

そんな廉くんとの物語

あぁ。あぁ。会いたいなー私のことが大好きで私の大好きな■■■。


サイドA-1-今 初めましての北野くん

サイドA-2-今 おい赤坂!!


サイドB-1-過 僕の薫お姉ちゃん!

サイドB-2-今 久しぶり薫姉ちゃん


サイドA-3-過 誰だろうこの子


1《初めまして北野くん》

私は30近くなって来ているのに独身で会社員をするだけの毎日を過ごす女社畜。とにかく毎日がつらかった。何かにすがりたかった。前まで彼氏がいたからなんとか大丈夫だけど今は違う。重いって言われて振られちゃった。でもね。あの人も浮気してたんだよ!?なのに私に重いって言って別れるなんて○ミ!最近はそんなやつと別れて良かったと思っているけど、私の心の中はぽっかりと空いたまま。何かで埋めようと新しい趣味を開拓してたりしたけど給料の問題で開拓できる趣味は限られてくるし頻繁にも出来ない。そろそろ私の人生詰んだって思った方が良かったのかもしれなかった。でも私は諦めなかった。彼氏で空いた穴には別の彼氏で埋めれば良い。そう思って慣れない女性向けマッチングアプリを使ってみたけどヒットするのは桜だけ。毎回最初は埋まるって思っても皆桜で傷がえぐれるだけ。お金を出してホストなんかに行くことも出来ないので毎日無気力ながらも体を動かし、働いていた。そんなある日。私が入社7年目になるときうちの部署にある新人が入ってきた。

「みんな。こっち向いてー。今日からここの仲間になる新人の北野くんだ」

「き、北野です新人ながら皆さんと同じくらい頑張るので、ご指導よろしくお願いします。」

礼儀が正しそうで身長が175程だろうか。そのくせスタイルや顔もそこそこ良かった。私はこの子良いかもと一瞬思ってしまったがただの新入社員だろっ!早まるなっと自制した。

入社のあいさつの後すぐ彼は部署内の女性にモテていた。しかし彼は二人っきりの飲みや明らかな好意むき出しなやつを断っていた。

(彼女さんとかいるのかな?)

入社のあいさつの後も私はその子には関わらないようにしていた。だってこういう人って自己中な人多いし、また私が桜の時みたいに勘違いして落ち込みたくなかったから。そう思っているときに彼が話しかけてきた。

「あの…先輩。今日からこの部署に入ってきた北野です。これからもよろしくお願いします。」

「よろしくね。何かあれば相談のるから。」

(彼。「も」っていってたような、、緊張かな?あったこと無いし、、、)

「あ、あの先輩の名前。教えて下さい、、、」

「私は姫野です。姫路の姫に野原の野。」

「姫野先輩ですね。分かりました。」

「先輩。ここどうしたら良いと思います?」

(そういえば彼。他の人には名前聞いてないのに私にだけ……!!ガチ?)

まあ希望とか夢を見るのは無料だし?自由だし?他の人に何か言われる筋合いもないからさ。、、、、、今回は信頼しても良いかな…?こんな私を気にしているかはまだ定かではないけどね。


2《おい赤坂!!》

次の日。先輩方3人から呼び出された。

「あんた。昨日調子乗ってたよね」

(は?○すぞ。、、、あぁ違う違う何でこんなこときくんだろ。)

「どういうことですか?なんのことかよく分からないんですが」

「うわっしらばっくれるのに加えてブリってきた。気持ち悪っ」

「しらばっくれるのはないわ~きちんと謝れば良かったのに」

(うわーこいつらいじめっ子気質過ぎる。それにまじでなんのことか分からないし…)

「昨日。昨日廉くんにちょっかいかけてただろ。仲良さそうにして私たちに見せつけて楽しい!?」

(読者の皆さん。この今喋った赤坂が明らかな好意むき出しな人って言ってたやつです。一応先輩ですね)

「赤坂先輩!そんなことしてないです!北野さんとはちょっと喋ったくらいだし、第一そんな気ないです!」

「「言ったな」」

謎のハモりがある中「そんな気ない」だなんていったことに後悔し始めてきた。赤坂から見ても北野くんが私に好意があったように見えてるからほんとにあるのかも知れない。やっちまった

そろそろ業務が開始する。北野くんと赤坂までの距離はかなり近く私とは二人とも遠い。しかし赤坂に質問せず私に質問してくる。しかも言葉遣いは初めましての先輩後輩よりも友達の先輩後輩みたいな感じの言葉遣いだった。

「先輩。ここどうしたら良いと思います?」

「それはね。ここにこれを使ってこうするの」

「なるほどね!ありがとうございますー」

私は赤坂の方を見たら鬼の形相でこちらを睨んでいた。北野くんが席に戻った瞬間。

「北野くん。分からないことがあったら私にも聞いて良いよ!」

と赤坂は言うが北野くんは「ぅっす」としか言わず声の大きさはキーボードの入力音程だった。

そのことに腹をたてたのか遠くで言葉を荒げた赤坂が北野くんに教育(?)をしていた。北野くんはこちらを見て助けを求めているようだったが流石に遠くて助けには行ける雰囲気ではなかった。

お昼過ぎ。いつも別の部署の友達の美咲と上司や先輩の悪口や愚痴をこぼしながらご飯を食べるのだが私は赤坂のことしか言っていなかった。私は赤坂に相当キレていた。

「でさーうちの上司ったらさー~~~でさ。めっちゃキモくない~?」

「うわー。そりゃ嫌だね。でもその人よりも赤坂がさー」

「いい。もういい。その話3回目。まじで赤坂嫌いじゃんw」

(そんなに赤坂の話してた?)

「赤坂に手ぇ出されてた新人が気になるの?」

「いやぁ?だだの新入社員だよ?」

「ふぅん」

美咲はおもちゃを見つけた子供のようにニヤニヤしながらこちらを見ている。

(あぁあ絶対北野くんのこと好きって思われたなー。でも赤坂に関わること禁止されたからどうしよう。)

「そろそろ昼休憩終わるよ。ひめさま!」

「その言い方辞めてよ~」


《僕の薫お姉ちゃん!》1

僕は北野 廉。なんとか第一希望の会社に入ることの出来た。この会社は特別給料が高くもない。福祉が特別言い訳ではない。仕事内容が特別やりたい物では無い。何が良かったのか。何が決め手なのか。それは薫お姉ちゃんがいるからだ。薫お姉ちゃんは実の姉ではなく、自分の家の近くだった人だ。そして薫お姉ちゃんに薫お姉ちゃんと呼んだことはない。なんなら話したことがあるのは数回。その数回が今の僕の人生に繋がっている。

僕が11歳の時。僕は本屋で大好きな漫画を万引きしようとしている中学生を見つけた。僕は慌てふためいた。

(誰かに言わなきゃ!!で、でも、誰に言おう…店員さんに言いに行って逃げられたら嘘つきって思われるかも。)

その時に立ち読みをしていた薫お姉ちゃんがいた。薫お姉ちゃんは僕の泣きそうになった顔と震えきった指で状況を理解して中学生に声をかけに行った。中学生は無事店員さんに捕まり、その時の僕はこれまで出ないほど安堵した。

「お姉ちゃん!お名前聞いて良いかな…?」

「んー……薫。薫って言うんだ。坊やは?」

「僕はね、廉って言うんだよ!○瀬廉の廉」

「へ~。あの有名人と同じか。良い名前だね。」

僕はそう言われ誰に言われるよりも嬉しくなった。僕はその時は知らなかったが中高生になり恋心だったことに気がついた。あの人を思い出すから心が踊る。

あぁ心が躍る!会いたいな。薫お姉ちゃん。どこにいるんだろ。そう思いながらも町で出会ったときは話しかけるときもあればこっそりと見るだけの日もあった。17歳になった夏。高校二年生ながらまた出会ったときに告白をしようとするというかなり危ないことをしようとしていた。しかしあうことは無かった。時は流れ、大学卒業する少し前。とある一般の会社でアットホームさをアピールするためオフィスの写真を撮ってうちの大学に送ってきた。その時。とてつもない衝撃を受けた。いる。いるのだ。薫お姉ちゃんが。僕の初恋の人が。僕は近所の会社に行くのをやめそこに行くことにした。僕の人生の半分想ってきたんだ。仲良くなっていずれか………って相手の状況も分からないのにそんなこと出来るはずがない…。でも。でももし彼氏がいないのであれば、想いを伝えてみようかな。


《久しぶり薫姉ちゃん》2

~面接中~

「最後になぜここを受けようと思ったのですか?」

「僕は御社のk」

「あ、そういうのじゃなくてもう面接終わったと思ってもらって大丈夫なので、ほんとはなぜここを選んだのですか?これは僕の興味本位なだけなので気にしなくて良いですよ」

「僕は、憧れで大好きな人がいます。この前の御社のポスターの中には、その憧れの人がいます。その事実        が分かった以上ここ以外なかったです。」

「誰なんだい?」

「名字は分かりません。下の名前は薫って言います。」

「えぇ!?薫さんが憧れとか変わってるね。まあなんとか調節しとくね。君は合格だ」

(やった!面接受かった)

僕は「薫さんが憧れとか変わってるね」に怒りを覚えたが今は喜ぶことにした。

入社の日。そろそろあいさつだ。

「みんな。こっち向いてー。今日からここの仲間になる新人の北野くんだ」

(緊張してきちゃった!!)

「き、北野です新人ながら皆さんと同じくらい頑張るので、ご指導よろしくお願いします。」

(噛んじゃった!!)

「「よろしくね~」」

女の人が話しかけてくるが心底どうでも良い。薫姉ちゃん。薫姉ちゃんどこだろう。

その時。赤坂が話しかけた

「よろしくね~北野くん?だっけ」

「はい。お願いします。それでは」

「ちょっとちょっと。北野くんは何でここへ来たの?出身校どこ?」

「ある人に会いに来ました。近所の大学から出てきました。頭はそこそこです。」

「ある人って私かしら笑笑そんなわけないか笑笑」

「そうですね。それでは」

僕は薫姉ちゃんを探しに振り切った。

少し遠い席に薫姉ちゃんを見つけた。顔は少し変わっているが何となく分かった。

(緊張してきたーーー!)

「あの…先輩。今日からこの部署に入ってきた北野です。これからもよろしくお願いします。」

「よろしくね。何かあれば相談のるから。」

(久しぶりに話した!気づいているかな?でも分かってたら言うしもうちょっと後に種明かししよ)

「あ、あの先輩の名前。教えて下さい、、、」

廉は姫野の名字は知らなかった

「私は姫野です。姫路の姫に野原の野。」

「姫野先輩ですね。分かりました。」)

(姫野っていうのか素敵な名前だ。)

少し後。そろそろ仕事内容を学び始めた。仕事内容をまとめた記事があるのでそれを読むだけの作業。

(話したいな)

次の日。僕は分かるところを分からないことにし、薫姉ちゃん。いや、姫野先輩に聞きに言った。

「先輩。ここどうしたら良いと思います?」

「それはね。ここにこれを使ってこうするの」

(あぁ可愛い声で癒やされる)

「なるほどね!ありがとうございますー」

(あっあのときのノリでため口っぽくなっちゃった!逃げろっ!)

僕は足早に自分のディスクに帰った。

「北野くん。分からないことがあったら私にも聞いて良いよ!」

確かこの人はデスクが隣の赤坂さん?最初○そだるい絡みしてきたやつか。正直殴ると思ってしまった。

「ぅっす」

「ちょっと。いつまで学生気分なの?もう社会人だよ?そんなので取引先が受け入れてくれると思ってんの?そんなこと考えてるんだったら辞めてしまえ。」

赤坂は少し言い過ぎたという顔をしたが廉には届かない。

僕は赤坂を敵と見なした。

(入社2日目の社員に辞めてしまえ!?いかれてやがる)

昼休憩。同期の蒼太とともにファストフード店へ向かった。蒼太は同じ会社ではあるが同じく部署ではない。

「見つけたの?例の人」

「蒼太聞いてよ。見つけたんだけどさ~赤坂っていう上司にもう嫌われてさ~」

「そりゃそうだ。お前嫌い嫌いオーラでてるもん」

「まじ?気をつけよっ」

早々と昼食を済まし会社へ走る廉と蒼太。


1《誰だろうこの子》

私は本屋へ向かう今ハマっているまんがを立ち読みするためだ。少し読み始めてからこと。小さな男の子がこちらに向かってきた。その小さな男の子は、うるうるときた顔と震えた手でなにかを訴えていた。男の子が指を指したので見てみると、中学生ほどの子供が漫画を万引きしていた。私はこの子のためにもとキツく彼らに叱りに行き、警察に通報した。男の子は落ち着いたようで、安心しているようだった。

「お姉ちゃん!お名前聞いて良いかな?」

(どうしよ。変につきまとわれるのもちょっとめんどくさいし高校の先輩の名前使っちゃお)

「んー……薫。薫って言うんだ。坊やは?」

「僕はね、廉って言うんだよ!○瀬廉の廉」

「へ~。あの有名人と同じか。良い名前だね。」

[薫かおるこれは高校の時から先輩の赤阪の名前だった。大学は違えど就職先で再会したのだ。本人は嫌がっていた。姫野が赤阪の名前を勝手に使用したことでややこしくなってしまったことが発覚したのだ]


女主人公の作品を創ることが初めてで変なところがあれば指摘していただけると幸いです

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