第7話 友情のあかし
それはあまりにも………そして、気持ちが灼熱。
「ちょっ……」
思わず心臓が爆発しそうだった……宗平は突然の事にビックリし、思わず……。
しかし……。
───ッ!!
凄い力……離れない。言葉では言えない、失礼に例えたらまるでゴ○○………。
───1・2・3秒………そして。
「なななななっ……何をするだっ!!」
宗平は、アリシアのアクションに顔中を赤くし、ガクガクと後退。
アリシアは言う。
「何をって……友達の誓いじゃ……お主はこの世界に、私に対して妙な緊張感があると思うてな、こう移させてもろうたのじゃ……」
アリシアは頬を赤くし、無い胸を張って説明。
「だからといって……」
宗平はいきなりハグされて、訳が分からず、気持ちは灼熱。アリシアはエイダ、リアに視線を向ける。
「王国の古い伝承で、こうやってハグをしたら、みんな友達じゃ、なっエイダ、リアよ?」
アリシアは満足感に満たされて頬を赤く染め、エイダ、リアに尋ねる。するとリア。
「私もアリシア陛下とは、こうやってハグをして、友達になったわ……あれは悪くなかったわ、陛下のハグ、気持ち良かったわ……」
リアはポッと恥ずかしそうな表情を浮かべ、両手で頬を押さえ、ウットリする。一方のエイダは。
「コホン、アレは恥ずかしかった。抵抗したが、リアに取り押さえられて、それで……」
エイダはモジモジと恥ずかしい表情を浮かべ、軽く咳払い。出来れば、思い出したくはなかった……。それは、桃源郷まで旅立つ位、気持ちの良い事であり、口に出したらアウトな事である。何があったんだ……と、宗平は、困惑するのである。
エイダの様子にアリシアは口を開き。
「何だエイダ、何故、お主は恥ずかしそうな表情をしてるんじゃ?」
数秒後、ポンっとアリシアは閃いた。変な笑い声を上げ、瞳をキラリと光らせ、獲物を見つけた猛獣の如くエイダに狙いを定める。
「陛下?……」
エイダは嫌な予感し、後退。するとアリシア、リアに対して。
「よし、リアよ、取り押さえよッ!!」
アリシアは、ウシシシ……と、命令する。
「了解です、陛下ッ!!」
リアはノリノリな様子。瞬間移動のようなスピードで後ろからエイダをガシッと羽交い締めに取り押さえる。
「それでは、頂きます………」と、アリシアはニシシシと近づく。
「おい、止めろって、あっ……」
エイダはアリシアに抱き付かれ、そして接吻される。ピクピクと、何故か悪くない……どこか懐かしい気分に心が包まれる……。観念したかのように、彼女は身に任せる……。