第50話 シャレにならない夢
───〈宗平の部屋〉───
(………………)
あれから……朝が早かった為、宗平は寝息を吐き、二度寝をする……。奇妙な夢は、霧が晴れたかのように、または過ぎた嵐のようにサッパリと忘れ、もう思い出せない。何故だろうか………ここで見た夢は忘れないが、この夢だけは、思い出せないようになっていた。
今日も1日、頑張ろう………と、宗平は気分転換で軽くため息を吐き出す。
「さて……」
宗平はグイッと背伸びし、ベットから上体を起こす。全身の感覚が心地よく行き渡り、スゥーと、目を覚ますのである。
すぅ~~すぅ~~すぅ~~~……。
宗平の右隣、誰かが寝息を吐き、就寝。正体は……。
「えッ~~~!!」
宗平は誰かの正体を知り、思わず張り上げるような声を響かせる。
「何じゃ、想像しいの……」
キャミソール姿のアリシアは、上体を起こし、瞳をゴシゴシと擦り、起床。
「ええええ……」
宗平は困惑し、キョロキョロと眺める。
「おい、うるさいぞ?」
宗平の左横には黒い下着姿のエイダが上体を起こす。
「エイダッ!!」
宗平は声を響かせる。
「あら、早いのね……今日といい、昨日といい、フフフ……」
エイダの右隣には、白の下着姿のリア。胸をプルッと揺らし、ペロッと誘惑の声を上げ、ゴシゴシと瞳を擦り、宗平を誘惑するように眺める。昨日の事とは……一体、何の事やら……。と、宗平は冷や汗を流して困惑する。
「リア?……」
宗平は混乱。
「責任、取ってもらいますよ?」
宗平の上体に乗り、紫のネグリジェ姿のエヴァンは眼鏡を取り、ニシシシ………と、宗平を眺める。
「これは、どういう事だッ!!」
宗平は、キョロキョロと辺りを眺め、混乱が沸き上がる。
おいおい、責任って何だ?……。
「ニィーッ!!」
ニィーはクマのパジャマ姿でスリスリとハグ。
「少しは、アンタの事、見直したよ……そのアンタの……」
部屋の窓際には、トップレス姿のキャサリン。ツンと頬を赤くし、手で胸を隠してモジモジと身体を揺らし、恥ずかしながら、宗平に何か言おうとする……。
「せッ!!」
「きッ!!」
「にッ!!」
「んッ!!」
アリシア、エイダ、リア、エヴァンの順番に4人は、そしてキャサリンは声を上げる。
「元気な、元気な、子供達よっ!!宗平さん、しっかりと責任取ってよッ!!」
ニィー以外の女の子達は、赤ちゃんを抱き上げ、父親の宗平にバッと見せつける。赤ちゃん達は、元気な泣き声を響かせる。
「うわーーーーッ!!」
宗平は頭を抱え、張り上げるように絶叫するのである。




