第31話 討伐後の洞窟
「お主にそんなアブノーマルな趣味があったとはな……」
アリシアは腕を組み、宗平に対し、たいへん理解できない性癖を考える。
コイツら何か勘違いしている……。と、困惑する宗平。しかし、自分にはゴリラよりデカいトロールに欲情してしまう趣味はない。説明をしなければ変な人間として認識されてしまう。
「いや、これはだな……」
宗平は返す言葉、そして説明を考える。今、一緒にいる女の子の話をしている所だが、何故か変な話に発展している。一方、例の捕らわれていた女の子は、宗平の後ろに隠れている。
「宗平さん、トロールに捕まっている間に、何て可哀想そうに……」
リアは哀しい様子。
「女性に飽きたらず、トロールにまで手を出すかッ!!この生き物なら、何でも良いのかッ!!」
ビキニ姿のエイダは喝の一言。先ほどトロールの快楽から、何とか帰還出来た……。エイダの発言に宗平は。
「これは誤解だッ!!この子は、俺と一緒に捕まっていた子で、トロールとは変な関係になってないッ!!。それに、君には言われたくないんだが……」
宗平は、エイダに視線を向ける。
「何をッ!!、貴様、私には言われたくないって、どうゆうつも……」
───ふぅっ……。
リアは、エイダの耳穴に息をスッと吹き掛け、エイダの言葉を中断させる。
「ああっ……」
エイダはトロけるような喘ぎ声を上げ、コロコロと地面に寝転ぶ。エイダは特異な性癖を持ち、拘束されたり、罵られたり、尋問道具を見たら興奮してしまうのだ。
「エイダ、伏せ」
「わん」と、エイダはリアの言葉に伏せの体勢。
「エイダ、お手」
「わんわんっ」と、エイダは犬座りの体勢、手をリアにポンと、置く。
「いい子、いい子〜~~」
リアは息を荒く興奮し、犬を手懐けるように、ヨシヨシとエイダの頭をスリスリと撫でる。楽しい、楽しい……エイダちゃんをこうやって弄ぶのは、ある意味快感である。
(………)
もう、何て言ったら言いか……宗平は唖然、変な性癖モードのエイダの姿、そしてリアの光景に言葉が見つからない。
「冗談はさておき……子供もトロールに捕まっていたかもしれぬな?」
アリシアは軽く予測する。
母親と一緒に街道を歩いていた所、トロールに捕まった可能性はある。だが、肌の質感は人よりは固く、体つきは少し筋肉質である。それに腕力が強く、12・3歳の子供とは思えない。何年か前に捕まっていて、そのまま育てられたのか……。
───とりあえず、他に誘拐された人はいないな、洞窟の中を調査することにする……。




