↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
F・F 異世界の神になった少年の話   作者: やませさん
アルタニア王国
21/153

───??????───



 景色全体、灰色の砂漠が広がり、何千、何百、何万年前に荒廃した文明である……。


 漆黒の暴風が砂漠全体に吹き荒れ、世界の終末を表している。空全体は灰色。海水は無くなり、灰色の砂漠と化し、かつて繁栄を築いていた建造物は灰色の砂に埋まっている。



───漆黒の思念体が咆哮。

 100メートル程の体長、ギザギザした牙が生え並び、白い鋭い瞳。長く、太い、闇の炎のように燃え盛り、常に変質を続けている無数の両腕には漆黒の爪が伸び、パキパキと動いている。


(我は、これをいつまで続けるのか……)


 ボサボサした白髪を生やし、神々しい神官服を着用し、聖なる大剣を片手に構える老戦士の神。視線の先に立ちはだかる漆黒の思念体と相対し、何年、何百、気が遠くなる程、戦っていた為、神官服はボロボロである。


───我は、そなたに滅ぼされた人類の憎しみ、怒り、悲しみ、そして全ての始まり、終りの闇である……


 漆黒の思念体は、神々しい声を響かせる。


「全ては神としての定め、貴様を浄化するまではッ!!」


 老戦士の神は、聖なる大剣を両手で構え、駆ける。


───ヲヲヲヲヲヲッ!!


 漆黒の思念体は、景色全体を響かせるように、咆哮。次に老戦士の神に狙いを定め、無数の爪手を一斉に伸ばし、爪撃。


「何度でもっ!!」


 老戦士の神は、聖なる大剣を振るい、四方八方から次々と展開する爪手を弾き払い、潜り抜ける。そして……漆黒の思念体の胸部にはキラキラした紅の宝玉体を一瞬の判断で確認、次に狙いを定め、聖なる大剣を振るい、一撃。


「があっッ!!」


 漆黒の思念体は激痛。バキバキと無数の爪手を振るい、地面に叩きつけ、全体に地鳴りを震わせ、咆哮。


「ふぅ……」


 老戦士の神は跳び下がる。しかし漆黒の思念体は邪悪なオーラを放ち。


───我は倒せぬ……神よ、我に全てを預けよ。そして闇に始まり、光が生まれ、神が生まれ、世界が生まれ、人類が生まれる……。そして滅亡し、ここにたどり着く……



 漆黒の思念体はパキパキとダメージを、まるで創造するように再生していく。自身の属性には闇に始まり、光が生まれ、闇に終わる……法則を繰り返している為、何度でも再生する。


「世界を作り直し、人類に幾つもの試練、審判、選択を与えるのが神々の役目だッ!!貴様は清算されなくてはならない、そして我が闇と光を受け継ぎ、世界を作り直すッ!!」


 老戦士の神は、聖なる大剣を構え直す。


───神ごとき、闇に意見するかッ!!


 漆黒の思念体は、全世界を震え上がらせるような咆哮を響かせる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。