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F・F 異世界の神になった少年の話   作者: やませさん
慣れて来た日常
149/153

―――――アリシア達との再会


「お主を信じていたぞ……」


 1体目の光、アリシアは出現。


「貴様は……少し遅いぞ……」


 2体目の光、エイダは出現。


「久しぶりです、宗平そうへいさん……」


 3体目の光、リアは出現。


宗平そうへいさんは、そーでなくっちゃね……」


 4体目の光、エヴァンは出現。


「おにーちゃんッ!!ニィー、嬉しいッ!!」


 5体目の光、ニィーは出現。


 彼女達……宗平そうへいが異世界で共に過ごしてきた仲間であり、忘れてはならない存在である。


「みんな……本当に……」


 老戦士の神は涙を流す。

 何年、何年百年振りに再会したような感覚である。

 もう、彼女に会えないかと思っていた……。

 漆黒の思念体は、大切な何かを忘れさせる能力がある。しかし、宗平そうへいが異世界で経験してきた思い出が、存在を忘れさせない為、繋ぎ止めた。



―――――何だと……私の能力が……。



 漆黒の思念体は、驚愕。


「無駄ではなかった……あの世界での思い出が、貴様の能力から守ったのだよっ」


 老戦士の神は、大剣を突きつける。

 もう、闇は怖くない……何故なら、みんながいるからだ……。


 老戦士の神の正体は、宗平そうへい。姿形が違えども、彼女達には分かるのだ……。

 異世界にて、彼女達と生活してきた思い出……辛く、そして楽しい日々、それが老戦士のそうへいに力を与えた……。


「一緒に倒すぞッ!!」


 アリシアは激励。


「貴様が倒れたら、私達が立ち上がらせてやるッ!!」


 エイダは不敵な声。


「自分、私達を信じてッ!!」


 リアは前に立ち、漆黒の思念体を睨む。


「消させないッ!!私達の思い出を……」


 エヴァンも前に立ち、漆黒の思念体を睨む。


「黒いの、おにいちゃん、私達、嫌い……」


 ニィーは、ギッと身構える。

 おにいちゃんの敵、そして倒さなければならない私達の敵……。

 漆黒の思念体を倒して、元の世界に戻って、世界を立て直していくのだ……。



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