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F・F 異世界の神になった少年の話   作者: やませさん
慣れて来た日常
147/153

―――――真の過去


―――――神は世界を眺め、苦悩していた……。


 争いの絶えない世界に……北の国では西の国との戦争を繰り広げ、南の国では国家統一し、多くの血が流れ、次の矛先は北の国に向けられている。


 こんなハズでは……。


 世界中で繰り広げられる戦争に、神は頭を抱えていた。


 世界を一度、滅ぼう……。


 と、神は決心した。

 

 まず、世界を創造した神としてのケジメをつける為、一度世界に降り立ち、行動を実行する。





――――――〈東の大陸・草原地帯〉――――――



――――――ここが地上か……。


 神はとある草原を眺める。広大な青空、草原……美しい光景である。

 姿は黒髪、中肉中背の体格の18歳の男性、服装は修道服。名前は……アレックスと名乗る事にする。




――――――ありがたき救済のお言葉……。


 残存した異教徒達は膝をつき、アレックスに忠誠を誓う。


―――――アレックスは、まず西の帝国に赴き、王国軍に滅亡された異教団組織に世界滅亡説を布教し、活動を協力させた。

 男性消滅……世界から男性を消滅させ、最後には女性しか存在しない世界にさせる活動である。



――――――しっかりしなさい……。

 アレックスは……道中にて、一人の女の子に手を差しのばした……。

 人間不振が酷く、かなり衰弱しており、何より故郷を滅ぼされ、王国軍に親族を処刑され、逃げ延びた人生を送ってきた。

 名前はリアーネ。グループに加入したての頃は、いつもビクビクしていたが、やがて心を開き、笑顔を取り戻した……。

 


―――――1年。


―――――2年。


―――――3年……月日が流れていく……。


 信者を増やし、捕らえられ、処刑され……同志の死を乗り越えていく……。

 辛く、そして悲しかった……しかし彼らは目的の為に殉し、後悔はないだろう……。


 捕らえられた信者は、町の広場にて一人、断頭台ギロチンで処刑され……。


 また一人……捕らえられた信者は、広場にて火炙りにされ、処刑れ、姿を消していく……。

 処刑の度に、観衆は大歓声を響かせ、異教徒に粛清を、悪魔に裁きを、と、熱狂した……。




―――――とある山頂にて……。


「アレックス……」


 リアーネは涙を流し、アレックスを見つめる。


 また会おうリアーネ……。


 アレックスは……男性消滅魔法により、消滅した。


―――――神は、一から世界を学ぶ事にした……。

 一度、現実世界に転生し、宗平そうへいと言う名前の生を受け、そこで壮絶な環境を過ごし、18歳になったら、女性しかいない異世界に転移し、次に彼女達と生活し、成長を学ぶ。




―――――異世界生活をある程度を経過してから無の空間にて、宗平そうへいは神の過去を知り、最後の試練を迎える……。


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